三十二話 ページ32
side 紗江
「うー、彼奴大丈夫かな。」
「大丈夫や。とりあえず信じよう。」
「彼奴はミラクルガールやからな。」
大晴が意味のわからないことを言い出したので、とりあえずスルースキル発動。
既に大学の合格通知を貰った私達は、学校も自由登校しか無いので遊ぶことにした。
先月ぐらいにフランスに試験を受けに行ったAは、今日が合格発表の日だと言うので連絡待ち。
お昼頃には届くって言ってたから、多分もうちょっと。
「うぉ、LINE来た！」
「え、Aなんて？！」
「いや、こじけんからやった。」
「なんやねん！紛らわしいな彼奴！」
こじけんから送られて来た謎のスタンプ。しかも連打してくんなや鬱陶しい。
こっちもスタ連返ししてたら、一人からの電話。
「……Aや。」
「え、ちょ、はよ出て！スタ連してる場合ちゃう！」
通話ボタンを押して、耳にスマホを近づける。
「もしもし、どうやった？………うんうん。
………そっか。よう頑張ったな。泣くなって！皆頑張って来たん知ってるから！
じゃあ、また遊ぼな。うん。じゃあ。」
「………A、落ちた？」
私の声だけを聞いていた大晴と柊和は、あの子が落ちたんだと思いかなり落ち込んでる。
いや、ちょっと待て。
「まだ誰も落ちたとか言うてないんですけど。」
「…………へ？」
「合格したって。第一希望のフランスの学校。」
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ぽてとさらだ。(プロフ) - しょあさん» ありがとうございます！遅い更新ではありますが、これからも応援していただければ幸いです(*´∇｀*) (2017年9月25日 23時) (
レス) id: 76c183b493 (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - すごくおもしろくて続き気になります！ (2017年9月25日 20時) (レス) id: a32bcb43cc (このIDを非表示/違反報告)
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