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「えっと……この前はどうもありがとうございました」
「仕事だと言ったはずです。お気になさらず」
好きでタクシー代わりになった訳では無い、と言われているみたいだ。
実際、好きで私なんかに構ってるわけじゃないんだろうけど。
さっさと話を切り上げたがるのかと思ったが、神谷刑事は私の前で足を止めた。
「そんなことより、変わったことはありませんか」
「へ? ……私は全然」
「……ここへは何をしに?」
早くもその目に少し疑いの色が浮かぶ。
職業病とでも言うのだろうか。
「妙なことを企んでいるわけじゃないですよ。
叔母さんに403号室の片付けを押し付けられてしまって」
合点がいったように、その表情から警戒の色が引いた。
「確かつい最近、調査も済んで返却されたんでしたっけ」
「はい。それだけです」
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千春 - 更新楽しみにしてます! (2022年1月9日 15時) (レス) @page13 id: 5e5ecfa292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽてと | 作成日時:2021年12月16日 10時