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「悪い、余計なこと言った？」
車が見えなくなったところで、申し訳なさそうに言うのは鈴木君。
その表情は、少し大袈裟なものだった。
「てっきり俺、前言ってたストーカーの件を相談してるのかと思って」
学生の波に乗って、大学の正門をくぐる。
苦笑いを浮かべながら、私は首を横に振った。
「あれだけのことじゃ、警察なんか頼れないよ」
ちょうど二週間前くらいだろうか。
確か、弟が殺人未遂で逮捕されたという連絡を受けた日のことだ。
太陽もとうに沈んでしまった夜。
警察に呼び出され、自宅を飛び出したところに1枚の封筒が置かれていた。
中身は、隠し撮りだと思われる私の写真だった。
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千春 - 更新楽しみにしてます！ (2022年1月9日 15時) (
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作者名：ぽてと | 作成日時：2021年12月16日 10時
