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「ご自宅まで送ります」
何度目かの事情聴取が終わり、部屋を出たところでそう言われた。
神谷刑事だった。
「神谷頼むぞー」
神谷刑事の肩を軽く叩いて、水城刑事は去って行く。
その丸っこい背中は、私の中の警察像とは離れたものだった。
「お疲れでしょう。ご身内が相次いで逮捕され、何度も事情聴取を受けさせられているんですから」
人の気配が無くなった廊下を、神谷刑事は先に歩き出す。
台詞とは裏腹に、無機質な声色と業務的な態度。
「本当にそう思います?
家庭内のトラブルを厄介な事件に発展させやがって。刑事さん達の目は、そう言いたいように見えましたけど」
「思っていませんよ。そんなこと」
振り向きもせず、神谷刑事はクールに言った。
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千春 - 更新楽しみにしてます! (2022年1月9日 15時) (レス) @page13 id: 5e5ecfa292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽてと | 作成日時:2021年12月16日 10時