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「はぁー、蘭見た？？安室さんのあのスーツ！？雰囲気が随分と違う様な..まぁイケメンは、やっぱり何着ても似合うわね。」
「そうだね！でも、安室さんのスーツ姿なんて初めてかも！」
「けっ、スーツなら俺だって..」
「おじ様と安室さんは違うのっ！！！」
「ホントっ！安室さんも相変わらず素敵だったし、Aさんとお似合いだったね。意外だなー、安室さんに彼女かぁ..」
「でもさー、あの安室さんよ？一世を風靡したあのイケメンがどんなデートするのか気にならない？どーせこのイルミネーションのイチャイチャスポットでにゃんにゃんするんでしょーけどっ！」
「にゃんにゃんって…き、気になるけどぉ...悪いよ、園子。」
「おい！おめーら、余計な事しない方がいいぞ。」
「あら、いいじゃない。新一君、あんたはおじ様とその辺で遊んでなさい。しっし。」
「けっ、俺は知らねーからな。」
話したい事が沢山あった。けれど、久しぶりの降谷との再会を惜しみながら口数控えめにいた新一は、蘭や園子に一応忠告をする。あの人の事だ、追っかけると絶対何かやり返されると。タダでは転ばぬ男、それが安室透、いや降谷零。何処か掴み所が無くて自分を曝け出す事を嫌っていた様に思う。
「まじかよ...本当に..」
あの2人..付き合っているのだろうか？
どうせ体の良い演技か？気にならない訳が無い。
園子と蘭の報告でも待つか？
新一の発言に対して訝しげなる表情を浮かべる園子と目を輝かせる蘭の視線の先は、勿論先程別れたばかりの2人の男女の後ろ姿。それは離れる事無く、憎らしい程しっかりと一つのシルエットを形成している。こんなロケーションだ。辺りはいつの間にか仲睦まじい男女で溢れかえっており、件の2人もごく自然に違和感無くそこに溶け込んでいた。
偶然なる再会と立ち話もそこそこに、安室透こと降谷零は懐かしい面々に別れを告げるとAの手を繋いだまま直進し続けていた。何も発しようとしない降谷だが、歩調はしっかりとAに合わせたまま。彼の握り締める力は、一向に衰える事を知らないようだ。
「綺麗..」
感嘆すべき情景の美しさと先程から盛大に奏でられっぱなしの心音。これはまずい。このままだと、くらくらと自身の感情を抑えられず彼に酔いしれそうな勢いだ。
そう、これはきっと『吊り橋効果』による産物だと言い聞かせた。吊り橋を渡る時の、恐怖のドキドキ感を恋愛感情だとすり替える心理学的効果。イルミネーションも然り。
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翡翠 - 頑張ってね( ・`ω・´) (2020年6月25日 16時) (
レス) id: 724d0f98c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 新一が、コナンの時同様に、安室さんと接触していると言う事は、怪しい、イコール、組織の残党？か、何か事件？みたいに、盗聴器発信器を付ける癖がある。多分懲りずに夢主に絡んでききまくり、尋問誘導しまくるね (2020年5月14日 7時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
dear(プロフ) - ポポロンさん» 再度すみません。え、ほんとですか！こちらこそ、もったいないお言葉ありがとうございます！引き続きお話を楽しみさせていただきますね！ (2020年1月25日 16時) (レス) id: 5aa04aa1e9 (このIDを非表示/違反報告)
ポポロン(プロフ) - dearさん» はじめまして！じ、実はわたくし『彼氏と本命が再会したようです』のファンなのです！ま、まさかdearさんからコメント頂けるとは嬉しい限りです(^ ^)更新頑張ります！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 1b0c412716 (このIDを非表示/違反報告)
dear(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございますー！これからの展開もすごい楽しみです。応援してます！ (2020年1月12日 14時) (レス) id: 734805a92b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポロン | 作成日時：2020年1月11日 3時
