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先程降谷から渡されたのは、白地に爽快なクリアブルーのギンガムチェック柄のシャツワンピ。大胆にも襟元が大きく開いたデザインは、Aの秘めた色白の柔肌を惜し気もなく披露している。まるで誘っているかの様なデコルテラインが眩しいではないか。降谷の意図を汲み取れないAは、動揺しながらも背中のファスナーとの闘いを終えると、遠慮気味に試着室の扉を開いた。
「あ、あの..降谷君。こ、これ..」
ワンピースの丈は膝下ラインだが軽やかな風合いの生地に、足元がなんだかスースーして落ち着かない。大胆に主張するデコルテラインを降谷に披露する事に恥じらいを隠せないでいた。
「やれやれ、やっと出てきたな。」
降谷は、自分がセレクトした衣装に身を包むAをつま先から頭までチェックし満足しているのかと思いきや、「ちょっと待ってろ。」と短く言い残し店内の奥へと姿を消す。
「あっ、ちょ、降谷くんっ！」
「綺麗だ。」とか「可愛いね。」など期待していた訳では無い。いや、嘘だ。少しばかり期待をしていただけに、何の感想も述べられる事も無く、Aは降谷の後ろ姿をただ茫然と眺めていた。
Aは元々東都デパートへ行く予定であった。しかし降谷の強引な誘いで、いつの間にかベイエリアに最近出来たと言うこの商業施設にまで足を伸ばしていたのだ。こんな所に仕事を理由に連れて来られたとは考えにくい。一体何が目的なのだろうか？
「A、このカーディガン羽織れ。」
「え？」
気づいた時には、肩の辺りに柔らかい何かが触れる。
いつの間にか戻って来た降谷から、カーディガンを掛けられているではないか。アイボリーの優しい色合いがこの爽やかなギンガムチェックのワンピースにぴったりだ。
「よし、じゃあこれも。」
次に差し出されたのは、程良い高さのパンプス。淡く繊細に輝きを放つピンクゴールド調のカラー。勧められるがまま履いてみると、教えた訳でもないのに何故かサイズはぴったり。
「あのー、降谷くん？」
「ん、思った通りだな。じゃあ次は..これ履いてみて。」
矢継ぎ早に登場したのは、漆黒のパンプス。
あきらかに今のコーディネートには不釣り合いだ。寧ろスーツ向けの、それも値の張りそうな。
「えっ..と。」
「サイズはどうだ？」
「丁度良いけど..」
「そうか、ならいい。すみません、これも追加して下さい。」
降谷は側で自分達の様子を見守っていた店員に声をかけ精算を依頼し、自らもその準備を始めた。
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翡翠 - 頑張ってね( ・`ω・´) (2020年6月25日 16時) (
レス) id: 724d0f98c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 新一が、コナンの時同様に、安室さんと接触していると言う事は、怪しい、イコール、組織の残党？か、何か事件？みたいに、盗聴器発信器を付ける癖がある。多分懲りずに夢主に絡んでききまくり、尋問誘導しまくるね (2020年5月14日 7時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
dear(プロフ) - ポポロンさん» 再度すみません。え、ほんとですか！こちらこそ、もったいないお言葉ありがとうございます！引き続きお話を楽しみさせていただきますね！ (2020年1月25日 16時) (レス) id: 5aa04aa1e9 (このIDを非表示/違反報告)
ポポロン(プロフ) - dearさん» はじめまして！じ、実はわたくし『彼氏と本命が再会したようです』のファンなのです！ま、まさかdearさんからコメント頂けるとは嬉しい限りです(^ ^)更新頑張ります！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 1b0c412716 (このIDを非表示/違反報告)
dear(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございますー！これからの展開もすごい楽しみです。応援してます！ (2020年1月12日 14時) (レス) id: 734805a92b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポロン | 作成日時：2020年1月11日 3時
