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「か、風見さんっ！す、すみません。」
この人は、風見さん。
降谷君と残した数々の功績を讃えられ、警視庁公安部から異動して来た変わり者。彼は誰にでも低姿勢で、超がつく程の真面目人間。生真面目さなら
ゼロの中でも、この人の右に出る者はいないだろう。
「風見はいちいち、うるせぇなぁ。ずっと黙って
PCと向き合ってたらどうかなるぞ？」
「はいはい、それよりいいんですか。今日は面談ですよ。それなりの成果は、あげれているのですか？」
「うっ..そ、それを言うな。今言い訳を考えている所だ。」
佐々木さんの手中のマウスが妙な動きをし出す。
動揺でもしているのかな。
「佐々木さん、いいですか？
言い訳は降谷さんが最も嫌う事です。キレられますよ。」
「わ、分かってるって。」
喉に何か詰まらせたような、何とも言えない表情
に変わる佐々木さん。無理もない。
今日は定期的に行われる、降谷君との面談日だ。
各個人の仕事の進捗状況の確認と今後についてを、
上司である降谷君に報告相談すると言うもの。
かつての降谷君がこなしていたように、潜入捜査や
主要人物、団体の監視など皆担当は様々だ。
私は幸いにも今はそのどれも該当は無い。
ほとんど事務処理と、後は日本で合同捜査をしたFBIとのパイプ役のような事をやっているぐらい。
「あっ、そうそう。次、月並さんですよ。
降谷さんが呼んでましたよ。」
「えぇっ！？もう、私の番？」
「因みに、今日はどうも機嫌悪いみたいですから。」
風見さんは、にっこり意味深な笑みだけを残して
さっさと自分のデスクに戻ってしまった。
こりゃ大変だと、急いで提出する資料を
準備して彼の元へ向かう。
私達が居るフロアと、降谷君の空間をしっかりと
隔てるパーテーション。そこを、少し緊張しつつ
も通り抜けると、
「失礼しま..」
「遅いっ！」
わっ、
確かに今日は少し機嫌が悪いのかも知れない。
「も、申し訳御座いません。」
軽く頭を下げながら、チラリと彼を盗み見る。
黒の光沢があるオフィスチェアに、ゆったりと
背を預けて座る彼。
「で、随分と話が弾んでいたようだが？」
朝の降谷君とは、纏う雰囲気が異なり底冷えする
ような声。仕事中の彼はいつも、何か張り詰めて
いるように見える。
「す、すみません。」
「まぁいい、早く座れ。」
側に常備されている丸椅子を引き、腰を下ろす。
あっ..
ある物に目が釘付けになった。
見開き状態の立派な台紙。
それは、
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ぷぅ(プロフ) - うわぁ、新人に降谷さんが好きですって言えなくて新人の恋愛に協力して下さいって言われたら私だったらこう言ったら｢何でですか？｣って理由を聞かれるだろうけど｢ごめん、無理｣って言っちゃうだろうなぁ(ノдヽ) (2019年11月7日 12時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - うわっめっちゃいい所で！更新待ってます！大好きです！ (2019年11月5日 23時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインが降谷さんの好きな人って分かったら婚約者(振られてるから元婚約者になるのかな？)きれいな顔をしておいて降谷さんにヒロインの事を幻滅させるような何かひどいいじめみたいな事して来そうで怖いから近づきたくない( ´-ω-) (2019年10月14日 12時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - うわぁ、好きな人が婚約者と話してる所を見るの嫌だし、その間に入るのも嫌だなぁ( T∀T)私なら仕事があるからとかって言って逃げちゃう( ＞Д＜；)でも降谷さんはヒロインを呼んでどうするんだろう？( ´△｀) (2019年10月14日 12時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - とっても素敵な文章と内容で、時間を忘れてずっと読んでいました！凄く続きが気になります！応援しています！ (2019年9月8日 9時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポロン | 作成日時：2019年6月15日 12時
