〜Can't Take My Eyes Off You〜

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涼「あのね、伊野ちゃんと薮ちゃんは本当に好きで付き合ってるわけじゃないの。
この前、2人が話てる所を見ちゃったんだけど、伊野ちゃん、薮ちゃんを脅してたの。
その言葉、なんだったと思う？」



「言葉…？なんだったの？」



涼「「俺と付き合わなきゃ光を殺す」だよ。」



「え、、？
じゃあ薮は、、、、」


涼「そ。薮ちゃんはひかのために伊野ちゃんと付き合ってる。
ここまで話せばさすがに気づいた？
薮ちゃんもひかが好き。2人は両想いだよ。」





うそ…だろ？
また涙が溢れだして止まらなくなった。
そんな俺を笑いながらも背中をさすってくれる山田。



涼「あはは！ひか、泣きすぎだって笑笑
まぁ、でも良かったね。俺みたいにならなくて」


「へ、？」



山田は少し悲しそうな顔をして、話し始めた。



涼「俺ね、大ちゃんが好きだったの。
だけど、好きって気持ちに気づくのが遅くて大ちゃんの事をいっぱい傷つけた。
だから、俺は大ちゃんの事を好きになる資格なんてないし、想いを伝える事も許されない。
…たとえ今も好きだとしてもね？」



「山田、お前…っ」


泣きそうになってる山田を見て気づいてしまった。


今でも大ちゃんが好きなんだって。



「山田…。好きって気持ちにさ、資格なんてないと思う。
だからさ、2人で気持ち伝えよ？」



涼「…好きに資格なんてない、か。
ひかもたまにはいいこと言うね笑笑」



「おい！たまには余計！笑笑
ま、お互い頑張ろうな。」


涼「おぅ」




俺らは笑いながら屋上を出た。

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