春季校外学習 ページ10
春季校外学習当日、見事に寝坊したテヒョンは実行委員のくせにその役目を果たしていない。
なんとなく、なんとなく予想はしていたけど立候補したぐらいだから大丈夫だと思っていたのが甘かったんだ。
JM「だから一緒に登校しようって言ってるじゃん」
「待ってよ自己責任でしょこんなの」
JM「でもそのツケが俺たちに回ってきてるよ」
「(その通りすぎてもう)」
テヒョンと待ち合わせしていたジミンは、これはダメだと気付いた瞬間にインターホンを鳴らしにいったが応答はなく、仕方なしに登校を始めたらしい。
その間ずっと電話をかけていたが、全く出なかったようで…
おじさんは毎朝テヒョンより早く出るし、おばさんは確か実家にいるお父さんの調子が悪くて帰っているとか。
お母さんが昨日料理を持って行ってたのは、それが理由だろう。
「あんた達一緒に寝たら毎日」
JM「やだようるさいもん」
「(うるさくなかったらいいのか)」
JM「じゃあ俺とAで一緒に寝る？」
「それ何の解決にもなってない」
今あたしとジミンは、大型バスの前に集まったクラスメイト男子と女子の出欠をそれぞれ取っている。
テヒョンならきっと前に立って大声で出欠確認をしている所だろうが、そんな恥ずかしいことはしたくないのがあたしとジミンの本音だ。
出欠確認を終え先生にボードを渡す。
ジミンが持ってるボードを奪ってキムテヒョンの名前に×印をつけたい気分だ。
TH「超焦った！！！！起きたら！！集合時間過ぎてんの！！！マジで！！！！」
マジで！！！！じゃないんだけど。
いつの間にか後ろにいたテヒョンに“何か言いたいことは”と告げると“寝ぐせ付いてるけど気にしない”と返ってきた。
ど う で も い い 。
何かもう今年一番どうでもいいと思う。
「もう帰れマジで帰れ」
TH「えっ忘れもんしてる俺？！」
「脳みそ置いてきてるんじゃないかな？！？！！！」
TH「マジかよ超怖いじゃんそんなホラー観たくない…」
ホラーよりもどっちかと言うとシュールさすら感じるその状況はさておき、“ビンゴマン頑張ってね”と笑うジミンは大人だなあと思う。
あたしはテヒョンにお前が立候補したんだろうが！！！！と小一時間問い詰めたい気分だと言うのに。
「行く前から疲れた…」
TH「年かよ、どんまいA」
「マ ジ で 殴 っ て い い ？」
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つむぎ - 続きお願いします (2018年1月23日 19時) (
レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - ぬにさん» ぬにさん初めまして！大ファンだなんて恐れ多い…！！基本的に甘い話が書けない恋愛力ゼロの残念な女ですが、作品に愛はこめておりますので、これからも読んで下さるとうれしいですっ！！本当にコメントありがとうございました！！ (2017年3月24日 17時) (レス) id: 64018d73a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぬに(プロフ) - はじめまして、ぬにと申します。実はクレアさんの大ファンです。ワンダフルデイズのように軽快なお話も短編のようなしっとりとしたお話もどれも好きすぎます！ (2017年3月24日 14時) (レス) id: 50a4c2d324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレア | 作成日時：2017年3月9日 22時
