続続続・春季校外学習 ページ13
JM「Aほら」
「無理。いや。拒否」
TH「なんでだよ！せっかく着替え持ってきたのに！」
「頼 ん で な い」
あたしが当然の主張をすると、ジミンがニコッと笑った。
そんな笑いしたって怖くないわよ(いやほんとはちょっと怖いけど)
あたしの腕を引っ張って耳打ちした内容は…
JM「ソクジン先輩の色んな写真あげるから」
「着替えてくるね！！！！！」
TH「…ジミニ何言ったの？」
JM「ん？別になにも」
そんな魅力的な条件出されたら、迷路なんてもう朝飯前だって話で。
実は遡ること入学式の日…生徒代表として壇上で挨拶をするキムソクジン先輩にあたしは心を奪われた。(何て乙女な言い方なんだろう！！)
どこにって、顔。
あの顔。
あんなカッコイイなんて形容詞じゃ足りない顔初めて見たの！！
あの顔なら中身がどんなんでもいい。割とマジで。
テヒョンとジミンが中学の頃に続き入ったバスケ部の部長という素敵な偶然、あたしは初めて２人に感謝した。(ほんとに少しだけだけど)
２人にかこつけてあの顔見られるんだから！！
…純粋にバスケが好きで応援してる人たちには申し訳ないけれど。
「さあ行こう迷宮の世界へ」
TH「お前どうしたの、腹でも痛いの」
JM「やる気になってるんだから」
「そうよ、迷路と言ったらあたしじゃん」
JM「バラバラで入るでしょ？」
TH「２分ごとに入って、時間測って誰が一番早く出られるか競争な！」
窓口で迷路の券を買うも全く怪しまれず、じゃんけんの結果あたし、テヒョン、ジミンの順で迷路に入る事になった。
なかなか巨大な迷路は、どうやら係員さんによると最短で５分かからず出られるらしい。
「じゃ、行ってくるー」
TH「A、スマホのストップウォッチ起動しろよー！」
「分かってるわよ…ジミニも分かってるでしょうね？」
JM「どっちを？」
またニコッと笑う、人から見たら優しい笑顔を浮かべたジミンはひらひらと手を振った。
そうやって言う自体、“どっち”かなんて分かってるだろう。(時間なんてどうでもいい、写真だ写真！！)
「さて、どっちに進もうかな」
入って最初から道が分かれていて、ほんの少しだけ考えて足をすすめる。
早く進まないとテヒョン来ちゃうしね。
待っててソクジン先輩(の写真)！！！！！
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つむぎ - 続きお願いします (2018年1月23日 19時) (
レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - ぬにさん» ぬにさん初めまして！大ファンだなんて恐れ多い…！！基本的に甘い話が書けない恋愛力ゼロの残念な女ですが、作品に愛はこめておりますので、これからも読んで下さるとうれしいですっ！！本当にコメントありがとうございました！！ (2017年3月24日 17時) (レス) id: 64018d73a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぬに(プロフ) - はじめまして、ぬにと申します。実はクレアさんの大ファンです。ワンダフルデイズのように軽快なお話も短編のようなしっとりとしたお話もどれも好きすぎます！ (2017年3月24日 14時) (レス) id: 50a4c2d324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレア | 作成日時：2017年3月9日 22時
