防弾少年団という先輩 ページ24
次に流れてきた映像には男性も一緒に映っていて…それがここにいる人たちだとすぐに分かった。
バラエティだろうか、みんな本当に楽しそうに笑っている。
だけどここにいる彼らは、ジョングクと同じように悲しそうなつらそうな顔をしていて…
何もかもあたしのせいだと思うと居た堪れなくなった。
RM「俺たちの初めての後輩がQueentetなんだ」
JM「かわいい妹分が出来てすごく嬉しかったよ」
TH「Aが企画してくれたおかげでこのバラエティ番組が出来たんだよ」
JH「日本にも一緒にいって…楽しい時間を過ごした」
JN「俺とA２人で歌ったり、MV撮影やグラビア撮影もしたよ」
YG「お前は曲作りの才能がすごくて…俺と一緒に作ったのもある」
JK「俺たちが幼馴染だってこと、公表してるんだ。たくさんの人が知ってるよ」
JM「この間はいとこの誕生日プレゼント選びに付き合ってくれたよね」
TH「このピアスAがくれたんだよ。こっちのブレスレットは俺がプレゼントして…どっちもお揃いなんだ」
JN「Aが作ってくれた料理何度も食べたよ。俺たちすごく好きなんだ。レシピもたくさん教えてもらった」
大切そうに思い出話をしてくれるその顔には、ここへ来て初めて見る笑顔を浮かべてくれたのに…
その言葉のどれにも思い当たる事はなかった。
何か１つでも覚えていられたら、あたしもこの人たちも救われたかもしれないのに。
何を聞いても、何を観ても思いだせなくて理解できなくて…
「…っ…！！」
『A！』
「少し、頭が痛んだだけ…」
『休もう。悪いが、今日はここまでだ』
突然襲った激しい頭痛に、目の前がグラグラする。
心配そうに立ちあがった彼らが視界に入った。
“平気です”と言えばなぜかさらに顔を歪めて心配そうにしていた。
ダッドの部下に誘導され、“１１人の仲間”は部屋を出て行く。
あたしの顔を見て…また悲しそうにしながら。
「…Dad」
『どうした？』
「あたしは本当に、階段から落ちてケガをしたの？」
『そうだよ。どうして？』
「…ううん、何でもない。皆さん今日はありがとう。気を付けて帰ってください」
きっとあたしが怪我をした理由は他にあるんだろう。
ダッドの後ろに立っていた全員の表情が、一瞬にして強張ったのが分かったから。
記憶の片隅にも残っていない理由は、もしかしたらそこにあるのかもしれない。
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重い空気の車内 JK side→←Queentetという仲間
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クレア(プロフ) - さらさん» 何度も読み返したとか嬉しすぎるんですが…！！！！！そんな風に言っていただけて、作者冥利につきます！！！もうＳ４は書き終わって舞台はＳ５に移ろうとしていますので、順次アップしていけたらと思っています♪今後もよろしくお願いします(//∇//) (2017年6月4日 23時) (
レス) id: 3b6d261db9 (このIDを非表示/違反報告)
さら - クレアさん、嬉しいです！何度も読み返した作品なので更新されたかな？と毎日開いてます笑。楽しみに待ってますのでゆっくりで大丈夫ですよ！ (2017年6月1日 0時) (レス) id: fd19c08d81 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - さらさん» わたし調子に乗りすぎて、１作(５０話)を２週間とかで更新していまして…ちょっと更新しすぎたなと反省しておりました…笑。その中でさらさんのお言葉に救われた気になりました！嬉しいお言葉ありがとうございました！ (2017年5月30日 21時) (レス) id: 64018d73a5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 早く続きが見たいです。更新楽しみにしてます。無理されずに続き更新してください！ (2017年5月30日 0時) (レス) id: fd19c08d81 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - 頻繁に更新しないと決めたのにすぐしたくなる病…落ち着け自分…(もう５０話書き終わってるとか言えない…) (2017年5月22日 21時) (レス) id: 64018d73a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレア | 作成日時：2017年5月12日 21時
