Queentetという仲間 ページ23
少ししてダッドは戻ってきて…ゆっくりとあたしに話し始めた。
その間に準備されているのは大きなTVとプレーヤー。
これから何が始まるんだろう、何が待っているんだろうと不安に駆られたけど…
ベッドに座るジョングクはずっと手を握ってくれていて…それがとても安心できた。
『ここにいるのは、お前の仲間と先輩だよ』
「仲間と、先輩…？」
JK「…俺たちは同じ事務所のアイドルだ」
「アイドル…？あなたが？」
JK「…Aもだよ」
「…？！」
ジョングクの言葉に促されるように、ダッドが手にしていたリモコンを操作する。
TVからは映像が流れてきてそこには…
あたしが、映っていた。
「なにこれ…」
『ここにいる４人の女の子…合わせて５人でお前はQueentetとしてデビューした』
「Queentetって…さっきダッドから聞いたあの歌の…？」
CR「わたし達は何年も一緒に頑張ってきて、やっと去年デビュー出来たの」
RL「ここにいる防弾少年団先輩の妹分としてね」
YR「Aが一番人気があるんだよ。歌もラップもダンスもうまくて…」
SN「わたし達にとても良くしてくれる…何でも出来る優しくて素敵なオンニなんです」
４人の女性があたしを見てそう言う。
その目は初対面の人間に見せるものではない程、愛情に溢れているのが伝わってきて…同時に、悲しみにも溢れていた。
一緒に映像に映る彼女達もあたしもとても楽しそうに、幸せそうに笑っている。
それなのに出てくる映像は１つも記憶になくて…。
普段着ない服を着ていても、普段しないであろうメイクをしていても
そこにいるのは、確かにあたしだった。
CR「これはデビュー曲。衣装はAが考えてくれたのよ」
RL「次に始まる曲はAが作ってくれたの」
SN「わたしこの曲本当に好きです…オンニの気持ちが伝わってきて」
YR「あたしは、同じ年の親友だよ。Aが事務所に所属した日にあたしも所属したの。いつも一緒に頑張っていろんなこと…話してきた…っ…」
覚えていることと覚えていないことがある中で、どうしてあたしは自分がアイドルになったこと全てを忘れているんだろう。
こんなに充実した顔をしていて、あたしを想ってくれている仲間がいて…
それなのに記憶の片隅にも残っていないのはなぜ？
申し訳なさや哀しさがこみ上げてきて、あたしも気付けば彼女達と同じように涙を流していた。
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クレア(プロフ) - さらさん» 何度も読み返したとか嬉しすぎるんですが…！！！！！そんな風に言っていただけて、作者冥利につきます！！！もうＳ４は書き終わって舞台はＳ５に移ろうとしていますので、順次アップしていけたらと思っています♪今後もよろしくお願いします(//∇//) (2017年6月4日 23時) (
レス) id: 3b6d261db9 (このIDを非表示/違反報告)
さら - クレアさん、嬉しいです！何度も読み返した作品なので更新されたかな？と毎日開いてます笑。楽しみに待ってますのでゆっくりで大丈夫ですよ！ (2017年6月1日 0時) (レス) id: fd19c08d81 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - さらさん» わたし調子に乗りすぎて、１作(５０話)を２週間とかで更新していまして…ちょっと更新しすぎたなと反省しておりました…笑。その中でさらさんのお言葉に救われた気になりました！嬉しいお言葉ありがとうございました！ (2017年5月30日 21時) (レス) id: 64018d73a5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 早く続きが見たいです。更新楽しみにしてます。無理されずに続き更新してください！ (2017年5月30日 0時) (レス) id: fd19c08d81 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - 頻繁に更新しないと決めたのにすぐしたくなる病…落ち着け自分…(もう５０話書き終わってるとか言えない…) (2017年5月22日 21時) (レス) id: 64018d73a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレア | 作成日時：2017年5月12日 21時
