忘れな草の恋 11

11-34 隠れたい気分 ページ34

■ DongHae ■

控え室で衣装に着替えていると、ｿﾝﾐﾝ兄さんが携帯が鳴っていると教えてくれた。

兄さんの方に振り向くとﾒｲｸをして貰いながら俺の携帯を指差ししていた。

ﾄﾞﾝﾍ「後で見る！ありがと！」

着替えを終えて軽くﾒｲｸ直しをして貰いながら携帯を見てみるとｼﾞﾆｮﾝからで、それだけで溜め息が出た。

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ｵｯﾊﾟすみません・・。
朝のmail迷惑でしたか？

後で会えるの楽しみにしてます・・

- JinYoung -

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絶対迷惑とか思ってないじゃん。思ってたら入れて来ないよね？

返事を返すまで待つとかあるでしょ。

しかも後でって何？明後日の間違いだろ。

返事は返さず携帯を静かに目の前に置いた。

俺も俺で気づけば良いのに・・・

10分後にとんでもない事が起きる。

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ｽﾀｼﾞｵに入ってｳﾆｮｸと一緒にｽﾀｯﾌに挨拶をしていたら

「ｳﾆｮｸｵｯﾊﾟ！ﾄﾞﾝﾍｵｯﾊﾟ！」

と呼ばれて振り向いた瞬間に目玉が飛び出るかと思った。

ｳﾆｮｸ「う、そでしょ・・」

ｳﾆｮｸも一緒だったみたいで、すぐに顔を見合わせた。

俺達に近づいて来るのはｼﾞﾆｮﾝとあのｶﾞﾝｶﾞﾝ娘ﾕﾆだ。

どうやらｼﾞﾆｮﾝが言っていた後とは、この収録の事だったようだ。

ｼﾞﾆｮﾝがﾆｯｺﾘと微笑んで来たけど、今すぐどこかに隠れたい気分だった。

ﾄﾞﾝﾍ「・・二人が何で一緒に？」

ｼﾞﾆｮﾝ「私達一緒のｸﾞﾙｰﾌﾟのﾒﾝﾊﾞｰなんですよ」

あの日あんなに言い争ってたのに？！

女って恐ろしいな…まさかﾒﾝﾊﾞｰ同士だったとは。仲の良い俺達とは大違いだ。

「ｳﾈ！何してるの？早くおいで！」

声の方に振り向くとｿﾝﾐﾝ兄さんが手招きしていて、俺達はじゃ…また後で、とその場からいそいそと立ち去った。

ｳﾆｮｸ「ちょっと・・あのﾏｼﾝｶﾞﾝ娘がいるなんて聞いてないんですけど」

小声で俺に必死に訴えて来るｳﾆｮｸに、俺もだしと答えた。

ﾄﾞﾝﾍ「てか、打ち合わせしたのお前とｲﾄｩｸ兄さんだろ？」

ｳﾆｮｸ「そうだけど、ｸﾞﾙｰﾌﾟ名も知らないし」

ｿﾝﾐﾝ兄さんの元に行くと知り合いなのかと聞かれた。

ｳﾆｮｸ「いや…えっと…」

ｿﾝﾐﾝ「どうせあんまり良い知り合いじゃないんでしょ。二人が困った顔してたから助けてあげたんだからね」

ﾄﾞﾝﾍ「兄さん大好き！」

腕組みをする兄さんに俺達は抱きついた。

この収録・・ﾊﾞﾗｴﾃｨだけど俺笑えないかも。

11-35 収録 -ﾌﾟﾛ-→←11-33 矛盾

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