忘れな草の恋 11

11-32 可愛いﾏﾝﾈ ページ32

■ A ■

時刻は5:30PMになり、ﾕﾉ達が違う仕事に向かう事になったので私達も帰る事になった。

打ち合わせで使った小物を鞄にしまっていると、

「はあｯ？え？ﾏｼﾞで？」

という声が聞こえて来て、顔を上げるとﾁｬﾝﾐﾝが驚いた顔をして携帯を見ていた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「A！SJと同じﾏﾝｼｮﾝなの！？」

凄い勢いで聞かれて、私が返事をする前に他の4人が食いついた。

何で俺達と仕事してるのにSJと同じﾏﾝｼｮﾝなんだと皆が騒いでる中で、ｼﾞｭﾝｽだけはﾋｮｸに電話しようと言って携帯を耳に当てた。

私はそれを見ながらｼﾞｭﾝｽが言ってたﾋｮｸって、ﾋｮｸﾁｪのﾋｮｸだったのね・・と全く関係ない事を考えていた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「何でSJ？！」

長門「社長が用意したんだからAに聞いても分かんないよね」

うんうん、と長門さんとﾁｬﾝﾐﾝに頷くと、ﾁｬﾝﾐﾝはｷｭﾋｮﾝのやつ…と呟いて舌を打った。

A「ﾁｬﾝﾐﾝってｷｭﾋｮﾝと仲良いんだよね？」

ﾁｬﾝﾐﾝ「いや、別に」

ﾕﾉ「とか言ってるけどかなり仲良いよ。まるで恋人同士」

そう言ってﾕﾉが笑うとﾁｬﾝﾐﾝは少し照れたようにして肩にﾊﾟﾝﾁしていた。

A「今のﾁｬﾝﾐﾝ、ﾏﾝﾈっぽくて可愛い〜」

調子に乗ってそれを弄ったらﾁｬﾝﾐﾝの口角がﾆﾔﾘと上がり

「Aの方がもっと可愛いよ」と逆に弄られるはめに・・

■ KyuHyun ■

収録終了後、俺はﾁｬﾝﾐﾝに仕返しをするべくmailを打った。

内容はAと一緒のﾏﾝｼｮﾝだって事。

ﾁｬﾝﾐﾝが前に俺達毎日一緒にいるんだけどさと言っていたから、俺も会いたい時に会えるよ。ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄでな、と送ってやった。

そしたらすぐに返事が返って来た。

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ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄねぇ・・。

けど、お前自分で誘えんの？

てかAはうちの可愛いﾏﾝﾈだから！

- ChangMin -

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ﾁｬﾝﾐﾝのmailには、Aが頬を膨らませて拗ねている画像が添付されてた。

ﾁｯ・・無性に苛々する・・。

何がうちのﾏﾝﾈだよ。ﾇﾅだぞ？一応な。

ﾏﾝﾈはお前だろって。何自分だけﾏﾝﾈから脱出試みてんだよ。

自分で誘えるかって？

・・・ほんとお前って俺の性格を熟知してるよな。

俺は奥手で、恥ずかしいから自然に誘うなんて無理だ。

誘う時は兄さん達を上手く使うつもりだったのに。

けど、こうなったら自分で誘ってやるよ。

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