大好きなのはわかってるのに【ユーリ!!! on ICE】

熱って怖いね ページ16

ユーリが倒れたあと、私はめっちゃパニクってました(笑)


いや、だって普通目の前で人が倒れたら驚くよね！？

まぁでも一応医者の娘ということもあってこういうのは見慣れてるからすぐ冷静さを取り戻したけどね！

とりあえず救急車を呼ぼうと思ったんだけど、ユーリはあきらかに熱があってちょっと無理したから倒れてしまったと判断して救急車は呼ばず、私が看病することにしました

スケート選手だし、大騒ぎになったらやばいからね

その後は布団に寝かして横でユーリの寝顔を拝見してたらそのまま私も……て、感じでした！


で、起きたらまたユーリが無理しようとするから、行かせるものかと足を掴んでおります


「ぜーーーったいダメーー！」

「アァ？お前にそんなこと言われる筋合いはねぇよ！離せ！」

「あるもん！私ユーリのマネージャーだもん！選手の健康管理も仕事だもん！」

「そんなのお前が勝手にやってるだけだろ！」

「うっ……で、でも！」


ううっここまでか……行かせたくないけどユーリ、見た目の割にはすごい力…もう…手が離れるっ…



「お願い！自分の体のこと、もうちょっと大事にして！私、ユーリに何かあったら……」


グイッ




……へ？




「…だったら俺がここに残るメリットを教えろよ」



バタンッ




え？え？

ちょっと待ってどういう状況？



ユーリに押し倒された私は今、身動きがとれない

…ッ！やっぱり力強い！



「…ユーリ！何する…ッ!??」



ジタバタと暴れる私をいとも簡単に押さえつけ、そのまま唇に熱い感触が………


「…ンッンンッ…」


く、苦しい！


「……ンッ……プハッ！」


「王様ゲームの続きだ。寝てるだけじゃつまんねぇだろ」


「………ユーリ！？どうしちゃったの？」



きっとまた熱があがったんだ
だから無理するなって言ったのに……いや、それにしても今のはちょっと……


「ほら、お前が黙ってんなら永遠に俺が王様な。じゃあ次は……」


「待って待って！ユーリさん？絶対これおかしいよね？ルールめちゃくちゃだし、そもそも君はつまらないとかそういう問題じゃなくて寝てなきゃいけないんだよ？」


「あーー、そういうこと言う奴マジつまんねーわ。やっぱり彼氏いる奴はつまんねー！」


「……？彼氏？？」


「………」



パサっ


ユーリがぶっきらぼうに投げてきたのは1枚の写真



……え、これって………



「…なんで……ユーリがこの写真持ってるの？」

あのね、この人はね.....→←妖精、風邪をひく(ユーリプリセツキー)

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