大好きなのはわかってるのに【ユーリ!!! on ICE】

無理しないで ページ12

昨日の騒動があってからなんだか私とユーリは気まずい感じです



か、悲しい！


あー、王様ゲームを提案したのは間違いだったわー



ユーリ、怒ってるのかな？



まぁ、しばらくすれば忘れてくれるでしょ！←軽っ




そんなことよりなにより


またマネージャーとしてスケートリンクに遊びに行きたいと思います！



今日はですねー、本格的三段弁当を作りました！

みんなお昼まだだろうし、喜んでくれるはず！



それではレッツゴー♪


＊


＊


＊


＊


「みなさーん！お昼にしよー！」


「え！？Aちゃん！？また差し入れ持ってきてくれたの？」



「うん！今日は頑張りましたよー！」



「ワーオ、すごく美味しそうじゃないか！」



「………」



「ちゃんと残さず食べてね！」



ふふふ！みんな美味しそうに食べてくれてます



て、あれ…ユーリはまだ練習してる…



ユーリの奴、私の作ったお弁当も食べてくれないの！？


ううっ…やっぱり結構怒ってるんだ……



ええいっこうなったら無理矢理にでも…




私はスニーカーを履いたままリンクへドスドス上がった



「ユーリ！せっかく私がお弁当作ったんだから食べてよー！」


必死でユーリの腕にしがみつきます




「アァ？なんだよ邪魔クセェんだよ！」




バンッ



「キャッ！」



ドスン！




いたたたたっ……


ユーリに押しのけられた私はそのまま尻餅をついた



もう！なにするのっ……て……





「……悪ぃ。ちょっとやりすぎた。今集中してたから……でもお前もしつこす……(Aが固まったまま動かない？)





おい、大丈夫かよ…そんな痛かったのか？


……おい！なんとか言えよ！」

「痛そう」


「アァ？」



「ユーリ、何時間ぶっ続けで練習してたの？」


「……忘れた」




痛そう

近くで見るとはっきり見える


スケート靴とズボンとの境目からほんの少しだけ見える赤く腫れた足



「ユーリ、リンクから上がって。靴、脱いで」



「ハア？いきなり何言ってんだよ」



「いいから早く!!!」



「？……わかった」




「足、見せて」



「なんで、お前に見せなきゃなんねぇんだよ」



「…私、こんなことくらいしかできないから」


「どういう意味だよ」



「とにかく今は足を見せて」



ユーリの細い足をそっと触った


「いてっ…！」





ほらね、やっぱり




ユーリの白くて細い足は可哀想なくらい赤く腫れ上がっていた

個人情報は秘密です→←別に意識してねぇし(ユーリプリセツキー)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す