△24話 ページ28
そうしていると明智くんと目が合い、私に一礼してきた
なるほど、豊臣くんが持ってきたのは明智くんのだったのね？それなら明智くんめっちゃ美味いじゃん。プロ級だ……
そう思ってると、また目が合った──加藤くんだ
見るからに大根おろしに苦戦してる…
助けてあげたほうがいいよね？
『加藤くん、こんにちは』
「ん？こんにちは…やなか！集中しとるたい！」
『あんまり力むと、でこんがつぶるっど？あと容器(大根が潰れるよ？)』
「…お前も龍造寺と同じか？」
『？…うん、多分』
「まぁ、アドバイスはありがたく受け取っておくくさ」
『うん。ねぇ加藤くんお願いしてよか？』
「なんや？」
『卵焼き多く切りすぎたと、良かったら食べてくれん？』
「あぁ、よかよ」
『ありがとう〜、加藤くんは優しかねぇ〜！じゃあね！』
「お、おう…」
渋々だったけど、受け取ってくれて良かった
何個かまだ残ってるんだ…誰にあげようか考えてると
誰かとぶつかった。超痛い
「…あ？」
『……ｱﾗｧ、竹中くんこんにちは』
「俺が怪我でもしたらどうすんだよ？お前」
確かに竹中くんの右手には包丁が握られていた
『誠に本当に申し訳ありませんでした、大変お詫び申し上げます』
「ちっ…まぁいいわ、邪魔すんなよ」
『大根の皮剥いてるの？』
「………」
『包丁を固定して、大根だけを回したらいけるよ？包丁を持つ手の親指は添えてね。あとこれ食べて』
絶対なにか言われるだろうけど
やられる前にやれって誰かが言ってた
「はぁ？おまっ………うまい」
『はっはっはっ、やっぱし？』
「犬かよお前」
竹中くんがちょっと笑ってくれた。意外だ…
この子あんまり笑わないイメージ強かったからなんかめっちゃ嬉しい
『竹中くん笑えたのね…』
「はぁ？」
『あ…気にしないで、うん』
よし、切り替えよう
次は前田くん、毛利くんかな…
『お取り込み中ごめんね…毛利くん、前田くん』
「ん？おお、確かお主は」
「あ、あれだろ！先生に怒鳴られてた……」
『ちょっとそれは私の心の傷だからあまり触れないで！』
「あはは、ごめんな？……で誰だっけ？」
『だっ…私は、桜木A！覚えててね！』
「あ〜！桜木か！よろしくな！」
思わず古いテレビのこけ方をしてしまった
前田くん、君はデリカシーというのを学ぼうか…
というか…これずっと言われ続けるんだろうな
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます！直しました…応援ありがとうございます！ (2022年10月8日 18時) (
レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます！ (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー！ご指摘ありがとうございます！さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文､少し『未来』の話ではないでしょうか（ｺｿｯ）私は所詮にわかですので､間違えてたらほんと申し訳ないです｡このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください！ (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜宵ノ良 | 作成日時：2022年9月2日 1時
