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部室を飛び出して向かった先は、
そう、ここ数ヶ月お世話になった
そして、Aちゃんと初めて出会った大切な場所
第1体育館だった
扉を押すと、鍵はもう開いていてすんなり入れた
菅原「やっぱり、もう来てた」
A「あれ？孝支先輩？おはようございます」
体育館の中は、いつかの日のように俺とAちゃんだけだ
カーテンを開けたばかりの窓から入る朝日と、夏の朝特有の爽やかな風のおかげで
Aちゃんがキラキラして見えた
A「なんか、前もこういうことありましたね。2人で早く来て準備したりして」
菅原「そんなこともあったね。
でも今日は、Aちゃんに聞きたいことがあってきました。」
小さく深呼吸をして、もう一度話し出す
菅原「Aちゃんさ、縁下と付き合ってるの？」
A「え？」
菅原「あーいや、待って。今のナシ」
心臓が耳の後ろにあるんじゃないかと思うくらいうるさい
そうじゃなくて、もし、そうだとしても
菅原「俺、出会ったときから、Aちゃんのことずっと好きです。
最初、一目惚れして、そこから少しずつ話すようになって、もっと好きになった。
よかったら、俺と付き合ってくれませんか？」
精一杯の気持ちをとにかくぶつける
菅原「友達から、縁下と中庭で話してたって聞いて、もしかして告白されたんじゃないかと思って、
でも！もしそうでも、俺の気持ちをAちゃんに知ってほしいと」
A「待ってください！私、縁下くんと付き合ってないです！」
菅原「へ？」
A「告白されたのは本当ですけど、そのときにお断りしました。
私の好きな人は、孝支先輩だから。」
菅原「！」
A「だから、さっきのお返事は、
『はい。よろしくお願いします。』
です」
嬉しすぎて涙が出そうになり、誤魔化すようにAちゃんを抱きしめた
菅原「俺、受験生だし、Aちゃんももうすぐ大会だし、
お互い忙しくなるけど、だからこそ辛いとき支え合っていきたいって思ってる」
涙声になってしまう
こんな大事なときなのに格好付かない
A「先輩のそういう優しいところに惹かれたんです。
焦らず、ゆっくり、もっと先輩のこと知ってもっと仲良くなりたいです。」
そう言ってAちゃんは抱きしめ返してくれた
じんわりと心が温かくなる
Aちゃんを好きになって本当に良かった
続く (更新停止中)
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リナんご - 面白かったです！もっと頑張って下さい。 (2018年12月19日 10時) (
レス) id: a851855cc7 (このIDを非表示/違反報告)
春香 なつめ(プロフ) - めゆめゆさん» コメントありがとうございます！全体的にスガさんの名前間違えてました笑また何か気づいたことがあれば教えてください^_^ (2018年11月5日 18時) (レス) id: bd97271d3f (このIDを非表示/違反報告)
めゆめゆ(プロフ) - 続き気になります！一つ気になったんですが二ページ目のスガさんの管が菅になってるような…間違えだったらすみません！ 更新楽しみにしてます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: f98621b8aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春香 なつめ | 作成日時：2018年11月4日 18時
