第八十六話、いっぱい食べる君たちが好きよ ページ41
その後、朝助けてくれたジェイくんとフロちゃんの為に、二人の食べたいものを中心に作ってあげた。
ジェイくんは当然キノコ料理、フロちゃんはたこ焼きがいいって言ってたから、リクエストに答えて作ってあげた。
アズくんはカロリー計算しやすいように、ヘルシーなものにしておいたけど、それが嬉しかったみたいで凄いテンションが高い。
三人とも食べさせてほしいって言ってきたから、順番に食べさせてあげることになった。
ここぞとばかりに甘えてきてるな君たち、いいだろう可愛いぞ。
まずはフロちゃん、さっきからずっと大きな口を開けて楽しそうに待っててくれてる。
確か初めてモストロ・ラウンジに行って、フロちゃんがオムライスを作ってくれた時も口開けてたよね。
謎にジェイくんも開けててびっくりしたけど、あれ何か意味があったのかな？
「フロちゃん、あーん」
「あ〜ん♡」
「飲み込まずにしっかり噛んで食べてね？ のどに詰まらせちゃ大変なんだから」
「は〜い小エビちゃん♡」
うん可愛い、素直でいい子だねフロちゃんは。
頭なでなでしてあげたら、嬉しそうにまた口を開けた。
もう一個ほしいのかなと思って、口に入れてあげたんだけど、何故か不機嫌になった。
次はジェイくん、ちょっと緊張してるのかフロちゃんより小さく口を開けて待ってる。
普段食べるとき結構大きく口を開けて食べてるのに、可愛いな。
「ジェイくん、あーん」
「……あーん」
「ジェイくんもしっかり嚙んで食べるんだよ？ おかわりは沢山作ってあるから、遠慮しないでね！」
「……っはい」
あらら、下向いて固まっちゃった。
余程恥ずかしかったんだね、可愛いなこんちくしょうめ！
最後はアズくん、待ってましたと言わんばかりに口を開けて待ってる。
アズくんに関しては朝のテンションから全く変わってないよね、可愛いままだわ。
「アズくん、あーん」
「あーん……美味しいです」
「いい子いい子、アズくんはいつもしっかり噛んで食べてるから偉いね」
「もっと褒めてください、これからも食いちぎるので」
あれ、最後の発言が非常に物騒に聞こえるんだけど気の所為だよね？
咀嚼は本当に大事だよって話をしてたんだけどいつから路線変更になった？
というか、蛸って食いちぎるとかできるの？
どちらかというと引きちぎるとかじゃないのかな？(そこじゃない)
第八十七話、本来の目的を忘れかけている→←第八十五話、どうも、私オクタの母です
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ポプリん(プロフ) - ロアさん» ロア様、温かいコメントをありがとうございます！ これからも頑張りますので、是非応援よろしくお願いします！ (5月19日 21時) (
レス) id: 0fbec696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - とても面白いです！頑張ってください！！ (5月15日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2023年5月14日 12時
