第六十九話、ヴィル様はじゃがいもライフハンター ページ24
翌日、今日はヴィルさんのいるポムフィオーレ寮にお邪魔してます。
いや〜相変わらず美しい……って場違い感が凄いわ帰ろうかな。
「いらっしゃいA、待ってたわよ」
顔面陶器、割れ物注意ー！
美しすぎて怖いとは、まさにこのことよね。
ヴィルさん直々にお茶会に誘われたとはいえ場遣い感がハンパないんですが。
「やぁトリックスター、よく来たね」
「あ、ルークさんこんにちは。ヴィルさんに誘ってもらって来ちゃいました」
「さぁ座りなさい、アンタの為に特別な毒を用意しておいたわ」
美しいヴィルさんの手から、これまた美しい林檎が！
ヴィルさんって何を持っても美しくなるよね……流石にゲテ物はダメだと思うけど。
というか、持たせたくないわ切実に。
「この林檎にはね、一度食べたものに一定期間毒を供給する呪いをかけておいたの。アンタにぴったりだと思わない？」
ヴィルさん……そんなことしたら魔力とかめちゃくちゃに削れちゃったりしません？！
私はヴィルさんの負担になるようなことはしたくないんですが！
「心配ないわ、アタシの魔法じゃ三日が限界よ。だからこれはお守りとして持っておきなさい」
こんな素敵なお守り、嬉しすぎる！
大事にしよう……腐るまで。
「さ、お茶会を始めましょう。アンタにはスズランティーを用意したわ」
「可愛いカップ！」
「アンタ専用よ、いつでも使いに来なさい」
ヴィル様一♡
定期的に遊びに行こう、そうしよう。
え、さっき場違いだから帰ろうとか言ってなかったかって？
なんのことかさ〜っぱり♡
あ、今度ハーブティーでも差し入れしようかな。
毒のあるハーブもあるから、種類だけ選んで調合しよう！
その後、おしゃべりしながらメイクを教わり、大量のメイク用品をもらっちゃった♡
乙女してるって感じがする！
「アンタ素材がしっかりしているんだから、メイクをしないなんてもったいないわ」
「ヴィル様にそういっていただけるなんて……じゃがいも人生に花が咲きますわ」
「何言ってるの、あんたはジャガイモなんかじゃないわよ。アタシが認めたんですもの、その時点でより価値がある存在ってことよ」
待って、ヴィル様から認められてるの私……光栄通り越して消えそうなんですけど！
もうだめよヴィル様……ジャガイモのライフはもうマイナス120度よ！
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ポプリん(プロフ) - ロアさん» ロア様、温かいコメントをありがとうございます！ これからも頑張りますので、是非応援よろしくお願いします！ (5月19日 21時) (
レス) id: 0fbec696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - とても面白いです！頑張ってください！！ (5月15日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2023年5月14日 12時
