第六十三話、イグニハイド寮での復帰パーティー ページ18
イグニハイド察では、お菓子パーティーと称した、ゲーム講座が行われていた。
といってもずっと私がどの子が育てやすいかとか、育成のコツとかをべらべら話してるだけなんだけどね。
「はてさてイデア氏よ、育成するにあたって最も重要視しておかなければならないもの……それは初期ステータスである！ 初心者にとって初期ステータスが最初から高い子であればあるほど、後々育成するときに大助かりなのである！」
「……A氏ってそんなに喋れるんだね」
「楽しそうだねAさん！」
「そりゃあ好きなものの話ですからな！ てなわけで見よ、我が推しを！」
我が推しは可愛さはもちろんだが、どこを走らせても問題のない万能オタクなのだ！
しかも色んなキャラのことを惜しみなく語りつくしてくれることで、新しい発見に出会わせてくれるという最高しか届けてくれない天使！
「A氏の推しウマ、強すぎでは？ 初期ステータス高すぎて育てやすいんだが」
「そりゃあオールラウンダーと呼ばれていただけのことはありますから！ ステータスが比較的安定してるから、強化させたいところにスポットを当てて継承相手を選べるのだ！」
イデア氏は私の力説に感動してくれたみたいで、推しウマのライブが見れることを教えてあげたら、完全に沼にはまったのは言うまでもない。
「A氏、この場合どっちの選択肢選べば良き？」
「断然こっちこのタイミングで来るとか神」
「もしや、選択肢暗記済みでは？」
「もちのろんですが何か？」
「え、好き」
「え？」
「え？」
ちょっと沈黙が流れたけど、凄く楽しい時間だったわ。
やっぱりオタクはこうでなくっちゃ！
第六十四話、ディアソムニア寮での復帰パーティー→←第六十二話、ポムフィオーレ寮での復帰パーティー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ポプリん(プロフ) - ロアさん» ロア様、温かいコメントをありがとうございます！ これからも頑張りますので、是非応援よろしくお願いします！ (5月19日 21時) (
レス) id: 0fbec696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - とても面白いです！頑張ってください！！ (5月15日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポプリん | 作成日時：2023年5月14日 12時
