三十三箇所目 ページ34
ルフィside
Aは白ひげのおっさんには着いていかなかった。内心着いていくって言うんじゃねえかって思ってたから俺は焦ってたんだ。けど……
「……白ひげのおっさんに、着いていきたいって思わなかったか？」
「思うはずないよ、だってあたしは……」
ルフィ達の仲間なんだから……Aの言葉に俺は安心する。エースにも言われたけど、俺はAの事になると必死になりすぎるらしい。だからもっと力を抜いて接すればいいって言われたんだ！
「ルフィ、そこどいたどいた！ 一番汚れてるんだから早く掃除しておかないと……」
「……俺も手伝う！ だからA、俺に掃除を教えてくれよ！」
「ルフィが掃除……？ なんでまたそんな事」
「俺だって！ サニー号を大事にしてえんだ、だから俺の手で綺麗にしてやりてえんだよ！」
なんて言ったが、一番はAと少しでも一緒に居たいからだ。だってお前、掃除が終わったらゾロとかサンジに声掛けて話し込むじゃねえか。俺が行ったら面倒くさそうにすんのに……そんなの嫌だ！
「ルフィ……あんた大人になったね！ そうかそうか、そういうことだったんだね。エース兄ちゃんから何か言われたのかもしれないけど、自分から進んで何かをやろうとするのは本当に凄いことだよ！ 立派になったね……あたしは嬉しいよ」
「お……おう！ じゃあ教えてくれ！」
「勿論だよ、じゃあ先ず着替えからだね……ちょっと待ってて」
何か勘違いしてっけど、Aと一緒に居れるならいいよな。Aは自分の部屋から長いロープみたいなものと白い布を持って戻ってきた。何するんだ？
「ルフィ、ちょっと失礼するよ……ん……」
「A！ お前何やってっ……！」
Aは急に俺に抱き着いて、背中に手を回してきた。今まで俺から抱き着いたりはしてたけど、まさかAからされるなんて思ってねえよ！
「……よし、ありがとう。ビックリさせちゃったみたいだね、こうしないとあんたのサイズ測れないから許してね」
「……サイズ？」
「そう、あたしと同じように割烹着をこしらえてやろうと思ってね。けどあんたの身体のサイズが分からないから、採寸させてもらったんだよ。手足はあんた伸びるしらある程度丈を短めにしておけば困らないだろうけど」
なんだよ、てっきり俺はAが甘えてくれたんだと思ったのによ……けど、好きなやつに抱き着かれるって心臓が痛くなるんだな。けどすっげー嬉しい！
Aも同じ気持ちになってくれねえかな。
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ポプリん(プロフ) - 翠さん» 翠様、コメント下さりありがとうございます！ 身に余るお言葉の数々、痛み入ります。本当にありがとうございます！ 次回は短編に挑みたいと考えておりますので、是非また楽しんでいただけたらと思います！ (2023年3月28日 8時) (
レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - まおさん» まお様、コメント下さりありがとうございます！ 応援までしていただけて本当に嬉しいです！ 素敵なアイデアありがとうございます♪シチュ溜めをして短編にしようと思うので、他にもアイデアあれば是非教えてください！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - きてぃーさん» きてぃー様、コメント下さりありがとうございます！ 遂に完結させることが出来ました、応援して下さり本当にありがとうございました！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても素敵なお話で前から応援させていただいていました。とても好きな作品でした。お疲れ様でした。 (2023年3月27日 13時) (レス) @page50 id: 090a3776e1 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 更新楽しみにしてました！！イチャイチャや嫉妬する姿見てみたいです（ ; ; ）🌟 (2023年3月27日 3時) (レス) @page50 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2022年8月14日 18時
