十五箇所目 ページ16
ルフィside
腹が減って目が覚めると、俺の目の前にAがいた。あんまり覚えてねーけど、あのまま寝ちまったんだな俺。
「おはようルフィ、あんたのおかげで掃除出来なかったじゃん。早く離してよ」
「んあ？ おお悪い！」
俺が離れるとAは早速掃除に取り掛かる。夜に見たAの綺麗なあの目は、今はねーけどとても楽しそうだ。
「……決めた、今日からAの付き添いは俺がする！」
「すぐ爆睡してたやつが何を言い出すのよ……」
「今度は眠らねーよ！ それに昨日だって起こしてくれればいーじゃねーか！」
「何かあったら起こすって言ったじゃん、何も無かったから起こさなかったの。それに毎日こんなのじゃ満足に掃除が出来ないし……」
「いやだ！ 俺がやるんだ！」
「あーもう分かったから引っ付かないでよ！ 掃除の邪魔になるってば！」
昨日思ったんだ、まだAの事全然知らねーって。だからこれからはたくさん話聞いてやりたいんだ。
「Aさん、ほんとにいいの？ もし嫌になったらすぐ言ってね？」
「ありがとうサンジ、そうするよ」
「いやだ！ 俺が付き添いだ！」
「ちょっと引っ付かないでってば！ 掃除の……」
「そーだ、ここ掃除してくれよ！」
俺は特等席にAを連れていった。ここから見る景色は最高なんだよな！
「そういえばここは掃除したこと無かったね、よし任せて。あんたのお気に入りの場所をもっと輝かせてあげる！」
Aはそう言って、サニー号を撫でる。ずりーぞ俺も撫でて欲しい！
「ちょっと何……もしかしてルフィもして欲しいの？」
「おう！ 撫でてくれ！」
「あんたは子供か、まあ子供みたいなものだけどね。いいよ、減るものじゃないし……よしよし」
「ししし！ 気持ちいいな！」
「……そっか」
俺の頭を撫でながら、Aは少し悲しそうに呟いた。けど直ぐに手を離し掃除をしちまう。気になるけど今は聞かねえ、それになんでか俺だけに教えて欲しいって思っちまう。
「よし、こんなものかな。ルフィ、終わったよ」
「すっげー綺麗だ！」
「また掃除してあげるから、必要な時は言ってね。特等席乗せてくれてありがとね、じゃああたしは他のところ掃除してくるから」
ちぇっ、もう行くのかよ……そう思いながら俺はAに手を伸ばし、ゆっくり降ろしてやる。それにしても、A軽いよな。飯もそんなに食ってねえし、腹減らねーのか？
よし、ここは俺がAに飯を食わせるぞ！
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ポプリん(プロフ) - 翠さん» 翠様、コメント下さりありがとうございます！ 身に余るお言葉の数々、痛み入ります。本当にありがとうございます！ 次回は短編に挑みたいと考えておりますので、是非また楽しんでいただけたらと思います！ (2023年3月28日 8時) (
レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - まおさん» まお様、コメント下さりありがとうございます！ 応援までしていただけて本当に嬉しいです！ 素敵なアイデアありがとうございます♪シチュ溜めをして短編にしようと思うので、他にもアイデアあれば是非教えてください！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - きてぃーさん» きてぃー様、コメント下さりありがとうございます！ 遂に完結させることが出来ました、応援して下さり本当にありがとうございました！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても素敵なお話で前から応援させていただいていました。とても好きな作品でした。お疲れ様でした。 (2023年3月27日 13時) (レス) @page50 id: 090a3776e1 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 更新楽しみにしてました！！イチャイチャや嫉妬する姿見てみたいです（ ; ; ）🌟 (2023年3月27日 3時) (レス) @page50 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2022年8月14日 18時
