二十二箇所目 ページ23
ルフィside
「うっめー！」
「もうルフィは……ゆっくり食べなさいって何回言ったら分かるのよ！ こっち向いて」
Aが作った飯、うめーな！
サンジの飯もうめーけど、Aのってだけで嬉しくなんだよなー！
「ありがとうAさん、上手いよ」
「サンジには程遠いけど、何かしたかったからね……口にあったようで良かったよ。デザートも用意してあるから、好きな時に食べてね」
A、サンジにだけデザート用意してんのか……なんかモヤッとしちまうぞ。俺だってAの作ったデザート食いてえ！
「ルフィ、あんたにはクッキー焼いておいたから食べて。サンジだけってなったら取りかねないし……」
「ほんとか？ Aほんといいやつだな！」
さっきのモヤッとしたやつ、どっか行っちまった……なんだったんだ？ 最近Aが他の奴と話してたりすんの見ると特に多いんだよな……なんかの病気か？
「……おいA、この後ちょっと付き合え」
「別に構わないけど、ゾロが何かお願いするなんて珍しいね」
「おいくそマリモ！ Aさんを危険な目に遭わせたりするんじゃねーだろーな！」
「ああ？ てめーと一緒にすんなクソ眉毛！」
「はいはい二人とも喧嘩しない。それにあたしはゾロを信じてるし、もし危険な目に遭いそうになっても平気だよ」
……やっぱりモヤッとしちまうぞ！ Aを守んのは俺しかいねーのに、ゾロとサンジばっかりなのかよ……
「……A！」
「どうしたのルフィ……ってまたあんたはこんなにいっぱい付けて！」
「ししし、だってAの作る飯うめーんだもん！ また作ってくれよ！」
「分かったから離れてよ、掃除出来ないでしょ？」
「やだ！」
「やだって……あんたは子供か」
Aに構ってもらえねーと、なんか嫌なんだよ。それにお前、たまに俺の事悲しそうな目で見てるし。
「また今度作ってあげるから、約束」
「おう！ 約束だ！」
「さ、掃除の邪魔だよ。あっちで遊んでおいで」
そう言って立ち上がろうとしたAは、急に動きを止めた。なんだ？
「いたぞー！ 麦わらの一味の船だー！」
「海軍よ！ みんな戦闘態勢に入って！」
ナミの声に、俺は慌ててAを船の中に連れて行こうとする。危ねーからな！
「A、早く中に……」
「……」
「ルフィ何やってんの！ 早くAさんを中に……」
中に入れようとする俺とナミの腕から離れ、静かに戻したAは、フラフラと甲板へ近付いた。あいつ何やってんだ！
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ポプリん(プロフ) - 翠さん» 翠様、コメント下さりありがとうございます！ 身に余るお言葉の数々、痛み入ります。本当にありがとうございます！ 次回は短編に挑みたいと考えておりますので、是非また楽しんでいただけたらと思います！ (2023年3月28日 8時) (
レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - まおさん» まお様、コメント下さりありがとうございます！ 応援までしていただけて本当に嬉しいです！ 素敵なアイデアありがとうございます♪シチュ溜めをして短編にしようと思うので、他にもアイデアあれば是非教えてください！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - きてぃーさん» きてぃー様、コメント下さりありがとうございます！ 遂に完結させることが出来ました、応援して下さり本当にありがとうございました！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても素敵なお話で前から応援させていただいていました。とても好きな作品でした。お疲れ様でした。 (2023年3月27日 13時) (レス) @page50 id: 090a3776e1 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 更新楽しみにしてました！！イチャイチャや嫉妬する姿見てみたいです（ ; ; ）🌟 (2023年3月27日 3時) (レス) @page50 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2022年8月14日 18時
