十二箇所目 ページ13
ルフィside
「本当にルフィは……こんなにたくさんつけて」
面倒くさそうにしながら、Aは俺の口を優しく拭く。その度に俺の心はあったかくなるんだよなー。最近の俺のお気に入りだ！
「ししし、A母ちゃんみてーだな！」
「……あたしは子を産んだ覚えはないよ、少なくともあんたみたいな子はね」
そう言って俺の口を拭き終え、優しい目を向けるAはやっぱり綺麗だ。けど、母ちゃんみてーだとは思ったが、なんかちげえんだよな……なんでだ？
「さて、あたしはそろそろ掃除に戻るよ。ご馳走様、サンジ」
Aは飯を食う時もマスクを外さねえ。なんでかは知らねーけど、なんか聞けねー……俺Aの事全然知らねー気がする。
「なー掃除は後でいいじゃねーか、あっちで釣りしようぜ！」
「遠慮するよ、ローと一緒に遊んでおいで。その方が掃除しやすいからね」
「おい、なんで俺まで」
「あたしが移動する度に能力で無理やり座らせるからだよ！ これじゃあ満足に掃除が出来ないし！」
「なーAも一緒に行こーぜ！」
「うるさいね……そんなに遊んで欲しいなら鬼ごっこでどう？ あたしは掃除をしながらあんた達を追いかけるから、一石二鳥でしょ？ ほら、3秒後に行くからね！」
そういうとAはデッキブラシを手に持ち、俺達を追いかけ始めた。あいつ鬼ごっこがしたかったのかーおもしれぇ！
「ほらほらどいた！ 捕まったらゴミ箱行きだよ！」
「ししし！ Aはえーな！」
「……シャンブルズ」
「ロー！ 能力は禁止だよ！ 第一元の位置に戻すの誰だと思ってんのよ！」
それから俺達は暫く走り回った。Aはトラ男に怒りながら追いかけて、俺はあんまり追ってくれなかった。トラ男ばっかりじゃねーかよ……つまんねー！
「A、トラ男ばっかり追いかけんなよー！ 俺もちゃんと追いかけてくれよ！」
「はいはい、ほらほらどいた！」
「うお！ あっぶねー！」
やっぱりAに追いかけられんのおもしれぇな！
けど俺だけを追いかけて欲しいな……なんなんだこの気持ち？
腹減って仕方ねー時みたいな、肉がねえって言われた時みたいな……変な感じだ！俺何かおかしいのか？
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ポプリん(プロフ) - 翠さん» 翠様、コメント下さりありがとうございます！ 身に余るお言葉の数々、痛み入ります。本当にありがとうございます！ 次回は短編に挑みたいと考えておりますので、是非また楽しんでいただけたらと思います！ (2023年3月28日 8時) (
レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - まおさん» まお様、コメント下さりありがとうございます！ 応援までしていただけて本当に嬉しいです！ 素敵なアイデアありがとうございます♪シチュ溜めをして短編にしようと思うので、他にもアイデアあれば是非教えてください！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
ポプリん(プロフ) - きてぃーさん» きてぃー様、コメント下さりありがとうございます！ 遂に完結させることが出来ました、応援して下さり本当にありがとうございました！ (2023年3月28日 8時) (レス) id: 7e262a9db9 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても素敵なお話で前から応援させていただいていました。とても好きな作品でした。お疲れ様でした。 (2023年3月27日 13時) (レス) @page50 id: 090a3776e1 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 更新楽しみにしてました！！イチャイチャや嫉妬する姿見てみたいです（ ; ; ）🌟 (2023年3月27日 3時) (レス) @page50 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2022年8月14日 18時
