鴎外さんとフミさんの話 ページ2
春草が出ていくと鴎外は一人呟いた。
「やっぱりあの子のことが忘れられないのか・・・・・。いや、忘れようがないか。」
もう一ヶ月前になると思うと不思議な気持ちになる。
時が過ぎるのは早いが、まだ一ヶ月なのかという感じもする。
何だかんだで僕も春草もAのおかげで笑っていられるのかもしれない。あの子がいなくなってから屋敷はまるで別の場所のように静まりかえっていたからだ。
Aが来てまだ日は浅いが、しかしそれを感じさせないほどAは馴染んでいた。いや、雰囲気が似ているのだ、彼女に。
最初はどことなく顔立ちが少しにているとしか思わなかったが、喋れば本当に似ていた。
だからといって全く同じというわけではない。親子や兄弟、双子のように似ているというよりは、たまたま偶然顔のパーツが少し似ていたり、共通の癖があったりしただけで意識しなければわからない。
似ているといっても同じとかではなくこちらが意識してしまっているだけなのだ、と思うことにしている。
多分春草も似たようなことを思っているのかも知れない。
まあ、軍医の僕と画家の彼では目が違うから確証はないが。
しかしどうあれAが来てからというもの春草は少し様子が変わった。いい意味で。
彼女がいなくなってから春草は出来るだけ冷静に振る舞おうとしていたが、げんきがなかった。
「ただいま帰りました。」
声がしたほうを見るとフミさんが帰宅したようだった。
「あら、林太郎さん。珍しいですね、執筆の方は終わったんですか？」
どうやら春草にも指摘されたが僕がここで本を読んでいるのはなかなか不思議なことらしい。
二人が出かけているから待っているだけだと答えるとフミさんはそうなんですかとほほえんだ。
「今日の夕餉はにぎやかになりそうですね。」
そういってドアの外をみてほほえむフミさんもきっと春草をみかけたのだろう。
「ああ、そうだね。」
窓の外を見ると、空は橙色に染まり始めていた。
追いかけなくちゃ（鏡花＆主人公）→←前回までのまとめっぽいの（飛ばしても大丈夫です）
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ちょこばなな(プロフ) - ☆RENA☆さん» いやいやwwそんなことないよ！ほめられると照れる！けどうれしいな〜wwありがと！ (2015年4月19日 15時) (
レス) id: 26248ab224 (このIDを非表示/違反報告)
☆RENA☆(プロフ) - ちょこばななさん» 本当に優しいですね、もし私が男だったらすぐに先輩を彼女n(( (2015年4月16日 19時) (レス) id: 9387afb0ce (このIDを非表示/違反報告)
ちょこばなな(プロフ) - ☆RENA☆さん» ありがとうっ！こちらこそ本当にありがとうね！！私も願ってるよ！ (2015年4月14日 20時) (レス) id: 26248ab224 (このIDを非表示/違反報告)
☆RENA☆(プロフ) - ちょこばななさん» 泣かないで( T_T)＼(^-^ )よしよし いつもありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉ先輩と会える日が来るのを願ってますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2015年4月10日 7時) (レス) id: 9387afb0ce (このIDを非表示/違反報告)
ちょこばなな(プロフ) - ☆RENA☆さん» ちょちょちょ・・・・ちょっとぉ(´-ω-｡` )うれしいこといってくれるじゃないの！！ｳﾜｧｧ-----｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡-----ﾝ!ありがとう！！(´∀｀)私もRENAちゃんとお話するの楽しいよ!!いつも本当にありがとね！ (2015年4月8日 21時) (レス) id: 26248ab224 (このIDを非表示/違反報告)
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