浪花タイフーン (ページ26)

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文一エピソードページ26

関ジュで全国回ったとき。

マーシーが最後のあいさつで頭を深く下げた
その時の姫の顔が忘れられへん。

重岡「まああとは顔も性格もスタイルも
ドンピシャやねん。
韓国でアイドルも行けたやん絶対。」

淳太「まあ、あの台北の事務所
韓国にある大きい事務所の
台北版やからな。」

小瀧「あれは、かわええたしかに。
服装もドンピシャ。」

まあみんな思うてることは一緒やんな？

重岡「そんな文一くんはどうなんですか？」

文一「俺は～初めはめっちゃ苦手やったよ？」

そう。初めはジャニーズに女の子とか
あかんやろ？って思ってたし

日本語もあんまりわからん感じやったから
正直一緒やっていくんが怖かった。

崇裕「へええ以外！」

文一「せやで。
でも。夜遅く危ないのに1人で
残ってめっちゃ練習したり
食いしん坊で
文一くん？お腹すかん？って
しつこいくらいに飯誘ってきて。
ご飯を美味しそうに食べてる姿は可愛くて
朝方まで一緒に稽古付き合って
寝落ちした寝顔も可愛くて。
台北に行くことを話してくれた時の
真剣なあの顔も。龍太くんを見て笑う
あの顔も。台北の夜の市場を見てめっちゃ
はしゃいでた姿も全部好きやねん。」

大智「たしかにその顔可愛かったよね？」

文一「やろ？って待ってなにしてんねん！お前！」

まだ打ち上げ始まって10分も経ってへんのに
みんな酒飲みすぎ状態。

崇裕「やってこここいつの店やもん。」

大智「ありがとう。俺の店選んでくれて。」

お酒をしれっと持ってきて話に入ってきたのは
かつてのBOYS 中田大智。

懐かしいなあ。と思ってたら

「え、もう始まってるやん！！」

龍太「は？やってお前がタピオカ飲もうとか
ゆうからやん。」

大好きなやつらの声。

「てか、え？？」

と変わらない笑顔で大智の腕を掴んでる姫。

大智「おかえり？？」

「え？沖縄やなかったん？」

大智「修行しててん。で、最近帰ってきて
この店出してん。姫と一緒。。」

あかんって言って泣き出す君。

でもその涙を拭えるのは俺やないんよ。

龍太「え、打ち上げやろ？泣くなや。」

大智「こんな俺のために泣いてくれて。
ありがとうね。」

崇裕「あかん。俺がやばい。」

でももう少しだけ好きでいてええかな？