2 ページ2
崇 「や、でも、芸人っていうなら、Aの方が似合うねんけど。」
「ひどいねんけど！それを言うんやったら、崇裕方が100倍似合うねんけど！」
彼氏彼女になってからも、私たちの軽口合戦は止まらへん。てか、むしろ悪化してる。コントみたいな。
崇 「ところでさ…」
ほら、きた。
アホなことを言って笑いあったあと、急に真面目な声になるんや。
なんとなく、何を聞かれるのかも分かってる。
崇 「Aはもう、美容学校の候補しぼった？」
「…本命は決めたで。」
崇 「やっぱ地元？俺とさ一緒に東京行かへん？」
「崇裕、それは…」
崇 「学校に通いながらでもええから。東京で、二人で音楽やるのも考えてみてや。」
最初は冗談やと思った。
でもある事に誘われて、だんだん分からへんなってきた。
『もしかしなくても、本気なんかな？』
もちろん東京で音楽をやってきくのは、ハードやってことはわかる。
『でも、崇裕と、一緒なら楽しいんやろうなって思ってまうけどな。』
今みたいにずっと隣で歌っていけたら…。
そんな甘ないって分かってても、夢みたいなことを心のどこかで思ってもうてる自分もおる。
崇 「答えは急がんから。」
「…うん。」
優しく笑う崇裕に、私は小さく頷く。
あえて言葉にはせえへんけど。
ほんまはお互い、もう猶予がないことは分かってる。
高３の秋。受験方法によっては出願受付も始まってる。
やから先生も、なんとか崇裕を思い留まらせようと焦ってる。
『ぶっちゃけ、崇裕の成績は学年でも上から数えたほうが早い。』
職員室で崇裕の進路に賛成してるのは、顧問の桐子先生くらいらしい。
─────────────────
すみません！！！中々更新が出来ず！
テストがあったり、学校の行事があって更新ができませんでした！！
まだ始まったばかりですが亀更新ですが最後まで目を離さないでください！！m(_ _)m
次のページで望美さんが登場します！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真奈美 | 作成日時：2018年4月22日 0時
