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加藤「手越、ちょっと」
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ある日の楽屋。いつになく真剣な顔したシゲちゃんが手越に向かって小さく手招き。
ちょっといつもと違う雰囲気を感知しながら、なんでもないフリして新聞に目を通す俺こそが平日キャスターの小山。
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手越「おれ?なになに?」
加藤「いや…あのさ、」
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…んん、ええ、なに?ぜんぜん聞こえない!
シゲちゃん声小さい!
真面目な顔して話すシゲちゃん。
それ聞きながら目丸くして口パッカーン開けて口角ギュンギュン上げてる手越。
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話し終わったのか手越が突然立ち上がって、
手越「てごにゃんにお任せあれ〜!!」
なんてでっかい声で叫ぶから、シゲちゃん慌てて手越のこと座らせてる。
あ、手越の声でまっすー起きちゃった。
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加藤「バカお前でっかい声出すなって!」
手越「ごめんごめん(笑)でもシゲ、俺選んだのはナイスチョイス!性なる夜は俺の得意分野よ!」
「ぶっ!」
増田「こやま汚い」
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せ、せっ?性なる、え?!
慌ててシゲちゃんの方見たら、頭抱えてる。
「性なる夜ってなに!シゲちゃんなんかあったの!」
手越「いや、あんま慣れてないレディらしくて?俺の誘いテクをレクチャーしてほしいってさ!」
加藤「…ちゃんと理由あるって言ったろ。結構シビアなんだよこっちも。」
手越「理由とか関係ナーイツ。愛のあるセッ◯スって愛さえあれば成立すっからさ。そっから愛のあるアイムカミングよ!すばら!!」
得意げな顔。究極のドヤ顔じゃん。
愛のあるアイムカミングってなんだよそれ。
ってか、シゲちゃん、彼女?いつから?
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だれ?
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おれの知ってる人?
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Aちゃん?
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いやまさか
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でもありえる
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この前2人で飲んでたらしいし
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待って待って
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おれそれすっごい嫌だ
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加藤「誘いテクとかじゃなくてさ、」
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加藤「なんかこう、緊張とか?少しでもほぐして安心させてあげることできたらなーって思ったわけですよ俺は。」
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真剣に悩んでるけど
どこか幸せそう。
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ちょっぴり心臓がバクバク早くなる。
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増田「それって彼女なの?」
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核心をついた質問が飛ぶ
待ってまっすー!まだ心の準備が!
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加藤「彼女…うん、彼女」
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"彼女"って言葉を確かめて、噛みしめるように発したシゲの言葉に
うっ、って胸が詰まった。
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こまり - めっちゃ面白いです!続きが気になって夜も眠れません。更新頑張ってください! (2018年5月27日 23時) (レス) id: 50a32252ec (このIDを非表示/違反報告)
こやぽ(プロフ) - ラークさん» わたしもうまくいってほしいです…(笑)2人に伝えておきますね!!← (2017年9月23日 15時) (レス) id: ea3e8be95c (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - シゲちゃんと主人公、上手くいって欲しいです! (2017年9月22日 11時) (レス) id: 8637e121f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こやぽ | 作成日時:2017年8月25日 0時