【歌い手】【3年A組】歌い手兼学生なんですけど人質は困ります ２

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柊｢さあ、死んでもらおうか。｣


まじかよ…


『こんな事になるなら…引退宣言でもしときゃあよかった。』


リスナーさんに迷惑かけちゃうなぁ…皆にも


隼人｢どうせハッタリだろ！分かってんだよ。お前は誰も殺さない、いや…殺せない。中尾だって生きてんだろ？今の爆破だって、わざと誰もいない所を狙ったんだろ？Aに当たった時だって、ちゃんと手当してた。…お前は俺たちを殺せない｣


殺さない…？そうなのか？私はまだ死にたくない。逃げたい。皆に会いたい。

…そう思うことは贅沢なのかな？当たり前は、贅沢だったのかな？



柊｢だったら試してみるか。お前がそこから一歩でも動いたら、ボタンを押す。｣


え…

『やだ…隼人やだよ？』
甲斐｢っ.......｣


柊｢おいどうした？どうした来いよ。朧月なんか構わず動けばいいじゃないか。｣


隼人が動いたら…皆死ぬ？そんなの嫌だ。皆で卒業したい


柊｢ハッタリだと思うなら、リモコン取り返しに来いよ。｣


「やめろ」
「甲斐…」

『隼人…死んじゃやだ』



甲斐｢てめぇ…｣
柊｢あ？｣


『隼人！』
｢甲斐！｣

柊｢来いよ。おい。｣
甲斐｢上等だ…。｣


やだ。皆ともっと遊びたい。莉犬くんとゲームしたい。さとみさんとゲームしたいよ。


｢おい！｣


唯月｢名乗り出ればいいんでしょ！？｣

『あ…』

そうだ…香帆が名乗り出れば


唯月｢言ったよね？澪奈のフェイク動画の投稿者が名乗り出れば、今日死人は出ないって。｣


香帆が…香帆が名乗り出れば…私たちは助かる

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