ライバーさんのママになったはいいけど、、、！【knmc】

3話 ページ7

「う〜し、じゃあここらでやめるかな〜。描いた絵は多分30分くらいでTwitterにあげるので反応よろしくね〜。お疲れさまでした〜！」

カチカチっと音の出るクリック音を聞いて配信を終了した。今やっていたのは、お絵描き配信。こんな感じで私は不定期にお絵描き配信をしていたりする。まあ私がこうでもしないと絵を描かないから見てくれてる方と喋りながらやっているだけなので全然私の推しに比べれば比にならないレベルの視聴者数である。だけれど楽しい。話すこと好きだし、Vtuberとかもやってみたいな〜って思ってみたりもする。


「ん〜、こっちの加工のほういいかな…？」

そろそろ夜が更けていくころ、そうして出来上がった絵を青い鳥に託してネットの海に流した。すぐにくるハートやリツイートの通知に頬を綻ばせてしまう。
ふとその通知の中に、今までの色とは違うものが飛び込んできたのに気づく。
通知の種類はメールが届いたというもの。軽やかな動きでタップして飛んでいくと差出人のところにもう見慣れたにじさんじ、の文字が。このアドレスに送られてくるのは依頼メールのみとしている。つまり、このメールはにじさんじからの依頼確定なのであった。
にじさんじからくる、いやにじさんじに限らずVtuber系の方からくる依頼は大体面白いものばかりだ。これは、自分の経験談。要望と自分の想像を合わせて形にしていくのが実に楽しい。そしてVtuberならではのそのイラストに命が吹き込まれる瞬間が私はすごく気に入っている。

「と、今日は誰のイラスト依頼かな〜？」

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