トイレのパクさん 2【JK】

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Aさんと過ごす高校生活は、もうすぐ終わってしまう。




ずっと卒業して欲しくないなんて思ってしまう程、寂しく感じてしまう。




俺にとって、Aさんとの時間は特別だった。




入学して直ぐに出会ったトイレの幽霊。




最初は、ただの変態女だと思っていたのに




自分でも気づかないうちに彼女を好きになっていた。




毎日が退屈だった日々をAさんが変えてくれた。




だから、消えてしまった時は本当に絶望した。




悲しみに打ちひしがれるという言葉は




自分の為にあるんじゃないかと思ったくらいに、悲しかった。




でもAさんは、もう一度自分の目の前に現れた。




屋上の扉を開ければ




俺の大好きな笑顔で




｢グク君!!今日は、何して遊ぼうか？｣




そう言った。




嘘みたいな話だけど、これは本当の話だ。




周りに話したって信じてもらえないけど




これが、運命的な出会いなんだと思う。





｢私が、幽霊じゃなくても……好きになってくれた？｣





Aさんは、不安気に聞いてきた。





JK｢好きに決まってます。｣





幽霊を好きになるくらいなんだ。




俺は、Aさんが思っているよりも




Aさんに惹かれている。




誰にも触れさせたくないなんて思うことだってある。




自分がこんなにも独占欲が強いなんて知らなかった。




だから、俺は……





JK｢だから、これからはずっとそばに居て下さい。｣




こう言った。




この意味が、どういう意味なのかAさんは分かってくれたのかな？





JK｢Aさんは、俺のものです笑｣





キスをしたら驚いてたけど……




俺の気持ちに気づいてくれてたら嬉しいな。

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