また、君の隣で笑いたい【JK】 (ページ13)

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楽しい時間はあっという間に過ぎる。

もう帰らないといけない。

JK｢帰りたくない？｣

｢…………うん、｣

JK｢また一緒に来ようよ!!｣

｢……そう、だね笑｣

JK｢ヌナの病気……治ってきてるんでしょ？｣

｢治って……きてるよ!!｣

JK｢なら、絶対来れるね!!｣

グクに寿命の話は一度もしたことがない。

これは秘密だから……。

変に心配かけたくないからね。

JK｢じゃあ、帰ろっか!!｣

｢うん笑｣

帰り道に辺りを見渡せば、

楽しそうに走っている子供達。

手を繋ぎ歩くカップル。

幸せそうな夫婦。

私に”また”はあるのかな？

(今日が……最後かもしれない。)

そう思うと、胸が苦しくなる。

JK｢ヌナ、泣いてるの？｣

｢な、泣いてない!!早く帰るよ!!｣

泣いたりなんかしない、

これは楽しい思い出なんだ!!

JK｢じゃあ、また来るよ!!｣

｢今度は桜が見たいな……｣

JK｢桜、見に行こっか笑｣

｢約束だよ!!｣

私がこう言うと約束ね、と笑ってくれた。

次はいつ会えるか分からないけど……、

その日を楽しみに病室に戻った。