検索窓
今日:21 hit、昨日:12 hit、合計:282,000 hit

僕にはヌナがいるから ページ38

JK「はい、これ」



男1「もっと早く買ってこいよ」



JK「……ごめん」



男1「仲間に入れてやるんだから、俺の言う事聞けよ」



JK「……うん」




ヌナが友達と遊べって言うから遊ぶ事にした。


そうしたらヌナが喜ぶかなって。


でも全然楽しくないよ。


僕が下を向いていたら……




JK「……痛ッ」



男1「ちゃんとキャッチしろよー笑」




僕の頭にボールが当たった。


ここは文句を言いたいけど……僕は何も言えない。




男1「次はちゃんととれよー」




また当てられると思って下を向いた。


だけど……痛くない。


どうして?




「あの、うちの子に何してくれてるのかな?」



JK「……ヌナ!?」



「グク君、大丈夫?」



男1「誰だよ、このおばさん!!」



「おばさんじゃな、」



JK「僕のヌナだよ!!」




グク君ははっきりこの子にこう言った。


ちゃんと言いたい事言えるじゃん!!




「そう、私はグク君のヌナです」



男1「だから?」



「次、グク君苛めたら……」



男1「な、なんだよ!!」



「君をボンレスハムにしちゃうぞ♡」



男1「ジョングク、覚えとけよ!!」




そう言って帰って行った。


覚えとけよって状況悪化させちゃった?


ど、どうしよう!!




「あの、グク君」



JK「ヌナありがとう!!」



「え?」



JK「僕が言いたいこと言ってくれたから笑」




グク君はニコリと笑った。




「私はグク君にヌナって言って貰えて嬉しかったよ!!」



JK「だって、ヌナのこと悪く言われたら嫌だったから」




やばい、泣きそう……。


グク君はやっぱりいい子や。


でも、私のせいで怪我しちゃったよね。




「これからはあんな事言わないよ」



JK「……ヌナ」



「グク君が遊びたいって思う人ができるまで、ヌナと毎日遊ぼう!!」



JK「で、でも」



「うん」




何か言いたげなグク君。


どうしたんだろう?




JK「早く友達欲しいから、皆んなと遊ぶ!!」




グク君は今日から変わろうとしてるんだね。


私は全力で応援するよ!!




「グク君なら直ぐに友達できるよ!!」



JK「ヌナ、あのね」



「ん?」



JK「もし友達ができても、僕と遊んでくれる?」




グク君は恐る恐る聞いてきた。


そんなの……




「遊ぶに決まってんじゃん!!」



JK「ヌナ、苦しい」



「グク君大好き!!」



JK「僕も、大好き」




―今日グク君はちょっと大人になりました。

女の子の日→←友達なんていらない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (230 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
860人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sr - めちゃ面白くてすごく楽しかったです (2020年8月12日 16時) (レス) id: 53a26bd6a3 (このIDを非表示/違反報告)
うさたろす(プロフ) - オンマさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けてとても嬉しいですT^T頑張ります!! (2019年10月9日 18時) (レス) id: f6504b1637 (このIDを非表示/違反報告)
オンマ(プロフ) - いいお話です^^ 読んでいると心がほっこりします。 頑張ってください。 (2019年10月9日 17時) (レス) id: 63074e1157 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うさたろす | 作成日時:2019年10月6日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。