今日からオンマになる【BTS】

ユンギさんと2人きり ページ18

今日は休講で学校は休みだ。


家でゴロゴロしようと思いながらリビングに飲み物を取りに行く。




｢あ、ユンギさん｣



YG｢なんで、｣




そこにはソファーに寝ながらテレビを見ているユンギさんがいた。




｢今日は休講になったんですよ笑｣



YG｢……今すぐ学校行け｣



｢あの、話し聞いてました？｣




言葉のキャッチボールできてないからね？


暴投してるからね？




YG｢早く部屋戻れ｣



｢一緒にテレビ見ます!!｣



YG｢……｣




部屋に戻ろうとするユンギさん。


このチャンスを逃したらダメだ!!




｢待って下さい!!｣



YG｢なに？｣



｢今から自己紹介しましょう!!｣




ユンギさんはめちゃくちゃ嫌な顔をする。


そんな顔されても気にしないよ!!


私はアイアンハートだからね、多分!!




YG｢……｣



｢自己紹介してくれなかったらこの手は一生離しません!!｣



YG｢はぁ、分かったよ｣




ユンギさんはもう一度ソファーに座ってくれた。




｢ありがとうございます!!｣



YG｢で、自己紹介って何すんの？｣



｢えっと、ユンギさんは何の勉強してるんですか？｣



YG｢作曲｣




作曲ってかっこいい!!




｢音楽好きなんですね!!｣



YG｢……まぁ、うん｣



｢好きなことは何ですか？｣



YG｢寝ること｣




だから寝起きが悪いんだ笑




｢じゃあ、嫌いな｣



YG｢お前｣



｢即答なんですね!!｣




お前って酷すぎるわ!!


流石の私でも……ショックかも。




YG｢……｣



｢……｣



YG｢……悪かったよ｣




あのユンギさんが謝った、だと!?


明日は雪が降るな。




YG｢なんだよ｣



｢ユンギさんも謝るんだなって笑｣



YG｢……うるせえ｣




うるせえってユンギさんらしい笑




｢これからは無視しないで下さいね!!｣



YG｢分かったから、なんか作れ｣



｢私の作った料理好きなんですか？｣



YG｢好きだから全部食べてんだろ｣




分かりづらいわ!!


黙ってるだけだから嫌々食べてるのかと思ったよ。


ユンギさんは素直じゃない人なんだね笑




｢仕方ないから作ってやりますよ〜｣



YG｢うざっ｣




そう言って笑ったユンギさん。


私の前で初めて笑ってくれたよ。




｢改めてこれからよろしくお願いします!!｣



YG｢……よろしく｣

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