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きゃー！！とかわあああ！とか、みんなの反応がめちゃくちゃ良いせいで、いつもは怖いはずのホラー映画がそんなに怖くない。
川尻さんなんていちいちみんなの反応に爆笑してるし。
奨「わぁ！…いまのめっちゃ怖かったぁ」
景瑚「わ、Aちゃん大胆！」
奨「いや、中身俺だよ？」
碧海「いやでも…純喜くん顔めっちゃ赤いで？」
與那城さんが驚いた拍子に隣にいた河野さんにくっついて、それになぜか河野さんが赤面していて。
「純喜くんやらしーなー」なんて言う佐藤さんにいつもなら「なんやねん！！」とか言いそうな河野さんがジッと動かない。
純喜「中身は奨くん、中身は奨くん…中身は…」
拓実「うわ、怖っ！映画より純喜くんが怖い」
蓮「念仏や！！！念仏唱えとる！」
翔也「純喜くん！煩悩を捨て去るのです！！」
『與那城さん…私の姿でやめてください』
奨「あはは、ごめんねぇ？』
キュイキュイ爆笑している川尻さんと、呑気な與那城さん。念仏を唱える河野さんに普通に引いてる白岩さん川西さん大平さん達の図がなんかすごくカオスだった。
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映画が終わって、みんなで口々に面白かったーとか、怖かったーって言い合って。
その光景がなんだか面白くて、思わずふふって笑ってしまう。「なに笑ってるんー」なんて言われてふと見てみると、みんなこちらに注目していた。
『いや…久々のオフなのに一緒に映画みたり…
ほんとに、みなさんお互いのことが大好きなんだなぁって』
そう言った私に、「そりゃあねぇ…俺ら家族みたいなもんだもんねぇ？」っていう佐藤さんに否定の声が入るけど、みんな満更でも無さそうで。
蓮「Aちゃんは？俺らのこと大好きじゃないん？」
ニヤニヤとした顔で、心底楽しそうに聞いてきた川尻さん。やっぱり彼は要注意人物かもしれない。
んー…と少し考える素ぶりをして
『内緒です』
と答えた。「えー！！」って騒ぐ佐藤さんや木全さん。「それはアカンってぇ」と嘆く河野さん。
これはただの照れ隠し。みんなのことは大好きに決まってる…けど、それを言うのは今の私には少しハードルが高くて。
笑いながらふと、ニヤリと微笑む白岩さんと目が合って
しー、と指を口を当てて内緒のポーズをする。
與那城さんとしてのはじめての休日は、11人の大好きなみんなと笑い合いながら幕を閉じた。
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作者名：ほこり | 作成日時：2024年3月23日 23時
