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就活終わりやで！！といきなり太陽のような笑顔で言った純喜くん。
「もう〜純喜、ちゃんと説明せんと」って蓮くんが純喜くんを小突いて、こちらをニコニコした笑顔で見つめてくる。
蓮「んーっと…Aちゃんが何を考えて俺らから離れようとしたのかっていうのはちゃんと分かっとるよ。
俺らは一応アイドルやし…正直、Aちゃんと今までみたいに一緒に居たくても…そうできる理由がなかった。
だから、理由がないなら作っちゃえーってことで！」
“Aちゃんさえよければ、ラポネで働きませんか”
蓮くんの言葉がうまく飲み込めなくて
ずっと頭が混乱してる。
ラポネで働く…そんなこと、あっていいんだろうか
みんなと、一緒にいてもいいの…？
奨「ちなみに社長の許可は下りてるよ〜」
祥生「ね、ナオトさん！」
『え、ナオトさん！？いつもの運転手さんは…』
驚いて振り返ると運転席に座るナオトさんが片手を上げてひらひらと手を振った。「運転手さんにこんな誘拐みたいなこと頼めないから」って笑っている。
ナオト「Aちゃんさえよければ、だけどさ。うちは基本人手不足だから！」
翔也「…Aちゃん、嫌だ？」
そうきゅるんとした瞳で翔也くんに見つめられると、何も言えなくなってしまう。
『嫌じゃない、です』
そう口にした瞬間「よっしゃあああ！！」と盛り上がる車内。お祭り騒ぎとはこのことか、というくらいに騒がしい。
純喜「よっしゃあ！！A、降りるで！」
車が停止して、純喜くんの大きな声を皮切りにみんなぞろぞろと車を降りていく。奨くんに「ほら、行こう？」と手を引かれて私も車を降りた。
…
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作者名：ほこり | 作成日時：2024年3月23日 23時
