朝起きたらリーダーになっていました。2 (ページ3)

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豆ちゃんと朝ごはんを食べたあと、お部屋でゆっくりしているとまたピンポーンと部屋のインターホンが鳴った。

なんだか来訪者が多いなぁなんて思いながら玄関を開けると、そこには予想外の人物が居て…

『川西さん！？』

拓実「おはよ。…入ってもいい？」

いつものキラキラした瞳で、可愛い笑顔でこちらを見上げてくる川西さん。お休みの日に尋ねてくるなんて意外過ぎるんだけど…なんて思いながらお部屋に通した。

拓実「わ、なにこれ。作ったん？」

『あ、さっき豆ちゃんがきて一緒に作ったんです。』

拓実「へぇ〜豆と…」

『…食べますか？』

さっき作ったホットケーキの残りを見つけて目を輝かせた川西さん。なんとなく食べたそうな雰囲気を感じて聞いてみたら「うん、食べる」ってにっこり笑うから、釣られてこちらも微笑んだ。

ホットケーキを持ってソファに座る。
川西さんは甘いものが好きらしくて、ホットケーキにいっぱいメープルシロップをかけてた。

拓実「うわ、プデュ見てたん？」

さっきまで見ていてそのままにしていたテレビの画面を見て、川西さんは少し顔をしかめた。

『あ、そうなんです。そういえば皆さんのデビュー前のことあんまり知らないなって思って…さっきからずっと見てました！』

拓実「勉強熱心やな。…ちょっと待って、なんか嫌な予感するんやけど」

そう言ってさらに眉間に皺を寄せた川西さんに釣られて画面を見てみると、そこには《ビジュアルセンターNO．1 川西拓実》の文字。

《それ、キャッチフレーズかなにかですか？》

《ほんまに恥ずかしい、ほんまに無理です》

《…いってきますのチュー、忘れてない？》

拓実「わあああーーーー！！！！！！！」

突然叫び出した川西さんは光の速さでリモコンをとってテレビの電源を消した。

…