朝起きたらリーダーになっていました。2 (ページ2)

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JO1にとって久々のオフの朝。

わりと目が早く覚めた私は、與那城さん特製のコーヒーを飲みながら今日一日なにをしようかなぁなんて考えていた。

與那城さんは川尻さんとナオトさんとやりたい事があるみたいで、コーヒーを作って出かけて行ってしまった。

與那城さんとしてはじめて過ごす休日…

うーん、どうしよう何も思い浮かばない。
悩んで頭を抱えたとき、ピンポーンとインターホンの音が鳴った。

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『はーい、って…豆ちゃん？』

豆「おはよーございます、Aさん」

玄関を開けるとそこには寝起きっぽく寝癖にメガネをかけた状態の豆ちゃんが立っていた。
「入っていいすか？」ってぽやぽやと笑う豆ちゃんにどうぞ、と中へ案内する。

豆「Aさんと朝ごはん食べよーと思って、押しかけちゃいました」

そう言いながらじゃーん、と目の前に見せてきたのはホットケーキミックス。

え、なにそれ可愛すぎる。

私と朝ごはん食べたくてこんな寝起きで来てくれるなんて…！
豆ちゃんはよく與那城さんのお部屋に入り浸ってることが多かったららしい。その名残で誘ってくれたんだとしてもこんなに嬉しいことはない。

豆「Aさんって料理とかするんですか？」

『うん、1人暮らしだしやってたよ。すごい上手な訳じゃないけど』

豆「へぇ〜いつか食べてみたいっす、Aさんのごはん」

『…なんかほんとに、弟みたい』

ホットケーキを作りながらそんな会話をした。

弟力高い豆ちゃんは「それよく言われる」なんて言いながらへらりと笑っていた。

綺麗に焼けたホットケーキをお皿に並べて、冷蔵庫にあったフルーツを飾って少し豪華にして。

今日はこの後何するーとか、あの映画がおすすめだとか、他愛のない話をしながら完食した。

ちょっと予想外だったけど、私の與那城さんになってからの初の休日は豆ちゃんとの朝ごはんから幕を開けたのだった。

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