俺らはこんなに好きなのに…… １【SixTONES】 (ページ10)

今日:16 hit、昨日:7 hit、合計:55,160 hit

きょもほく２【大我サイド】ページ10

俺たちだって本当は分かってる。
どんなに妬んだって
信頼し合っていてすごく大切なメンバーの１人で大事な仲間だって。
でもやっぱりなんだか口にするのは恥ずかしいし仲良くするにはきっかけがほしいだけ。

《あ、もう行かなきゃ！またね！
いい？二人で最強なんだからね？
その事しっかり覚えておいてよ》

そしてAは楽屋を後にした。

シーンとする楽屋。

大我【Aって感情が忙しい子だよね】

北斗【昔から俺と京本の前では怒ったり笑ったり騒がしいよな】

大我【そうそう！二人きりの時はただ可愛らしいのに俺ら３人になるといきなり姉御感でるよね】

北斗【確かに姉御だわ、あれは。てかなんで最後怒ってたんだ？】

大我【また怒らせちゃったね。ふふっ。
あの時も覚えてる？あの文化祭の日も…】

北斗【あれな…Aがめちゃくちゃ怒ってんの、理由なんだっけ？】

大我【俺と北斗がこそこそ話してたからでしょ】

北斗【子供じゃねーか】

大我【仲良くしてても怒られるんじゃん】

北斗【ほんとだよ】

大我【むずいね】

なんて昔話にはなも咲いていつの間にか
楽屋の空気は変わっていた。
そのまま撮影したきょもほくのページは
ファンの間であっという間に最高と噂になりファン以外の人たちにも目に止めてもらえる様になったらしい…

Aが来てくれたから北斗とリラックスして撮影できた。
Aが来てくれたから幸せな気持ちで撮影できた。
これもAの作戦だったのだろうか…。
Aって一体どこまで俺らの事が分かっているんだろう。
Aはいつだってきっかけをくれる。

学生の頃は好きだからきょもほく担になってくれてると思ってた。
北斗より格好良くなれば
頑張ればAの１番になれると思ってた。
でもそれは2人の大きな勘違いだった事に俺らはもう気付いている。

もう争ったりなんかしないよ
どっちが１番なんてないんだよな。
ふたりで高めあっていく

だってAが言うように俺らふたりで最強なんだから…
でも最強ってことばが似合うのはやっぱりAの方だと思うんだ…。
ね？北斗…。北斗もきっとそう思ってるだろ…

end