きょもほく１【大我サイド】 ページ9
今日は北斗と二人で撮影の日。
きょもほくなんて言われて
北斗との仕事が増えた。
最近の関係は気まずくもなく普通だけど
いきなり二人きりになるのはなんだか緊張する。
先に俺が楽屋にいると
北斗【おつかれ】
大我【おつかれ】
北斗が入ってきた。
特に会話はもない。
同じ空間で同じ時だけを過ごす。
やっぱり久々に二人はちょっと気まずいかな。
話したいのに話しかけるのには勇気がいる。
その時ー
《お疲れ様ー》
俺らの大好きな声が俺らの目を丸くさせる。
北斗【びっくりしたー】
大我【A！どうしたの？】
《きょもほくペアの撮影があるって言うから来ちゃった。てへ》
北斗【てへ。じゃねーよ】
大我【A仕事は？】
《なんと！隣のスタジオでCM撮影です。今休憩中！》
北斗【まじか！】
《すごいでしょ、偶然だね？いや、運命かな》
大我【それは絶対運命だね】
《でしょー》
北斗【いやいや、運命ってなんだよ】
大我【ふふっ。A今日テンション高いね】
北斗【ほんと。なんか良いことあったの？】
《きょもほくに会えたんだもん。それに最近又きょもほく仲良しで嬉しい》
北斗【別に仲良しって訳じゃ…】
《またまた〜》
大我【全てが俺らの意思って訳じゃないし？】
《もうなんでそんなふうになっちゃったの？
学生の頃はお手て繋いで仲良くしてたじゃん？》
北斗【してねぇーわ】
そもそも北斗と気まずくなったのは少しAも関係してるからね？
《私は悲しいよ。私はきょもほく坦だからね》
そうやってAが言うから昔どっちが１番かって北斗と張り合ったんだよ。
《あ、他のメンバーには内緒だよ？
好きなのはみんな。担当なのはきょもほくなだけだから》
好きだから担当なんじゃないの？
又俺らを惑わせる。
《とにかくツンツンしてたら私二人の事本当に嫌いになるからね！》
そう言われたら仲良くしないわけにはいかないよな。さすがの北斗も…
北斗【別に仲悪い訳じゃないからね？】
大我【そうそう！】
《まぁ二人が本当は１番信頼しあってるって分かってるから別にいいんだけどさ…》
北斗【いいのかよ！】
《ふふふっ》
北斗【なんで２人してニヤニヤしてんだよ】
信頼って言葉を否定しない北斗に
嬉しくなって俺までにやけてしまう。
続く…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年10月17日 12時
