私と松村北斗 ページ46
私の熱愛記事がでた！？
その事を聞いたのは久々にあなたとご飯を食べに行く前日の事だった。
※
次の日〜
北斗はあの記事の事もう知っているのかな…
今日どうしよう…
そんな時に北斗から連絡が入った。
【今日、仕事終わったら俺んちこれる？】
家ならマスコミの事気をつけられるし大丈夫だよね…
そう思い北斗の家に行く事にした。
夜、北斗の家へ。
北斗【いらっしゃい】
いつもの北斗が待っていた。
《お邪魔します…》
北斗【飯まだでしょ？】
《あ、うん…》
北斗【今作ってるから適当にくつろいでて】
《北斗がご飯作ってくれてるの！？》
北斗【たいしたもんじゃないけど…】
《嬉しい！》
北斗【ははっ、そんな喜ぶ？】
《嬉しいよ♪》
北斗【それなら良かった、ちょっと待ってて】
《私も手伝っていい？》
北斗【A仕事で疲れてるでしょ？無理しなくていいよ】
《大丈夫！北斗と料理したいの》
北斗【じゃ…お願いしよっかな】
そうして私達は一緒にキッチンに立って料理を始めた。
北斗の手際が良くて邪魔しない様にお手伝いをしていたつもりだけどつい北斗との料理は楽しくて
浮かれてしまって少し指を火傷してしまった。
《迷惑かけてごめんね…》
北斗【何言ってんの、それより本当に大丈夫？しっかり冷やして】
《これくらい全然平気だよ》
北斗【だめだ、跡が残ったら俺一生Aに料理させないから】
そう言って私の手を握り冷やしてくれる。
北斗【なんでニヤニヤしてんだよ？】
《だって北斗が優しくて…って
心配してくれてるのに私、何言ってるんだろう…》
北斗【俺の…料理だけ食ってればいいのに…】
《え？あ、料理の邪魔してごめんね》
北斗【そうじゃない…そうじゃなくて】
《北斗？》
北斗【俺と飯だけ食ってればいいのにあんなやつと行くから撮られるんだよ】
《…ごめん》
北斗【いや、俺が勝手に妬いてるだけだから、わりぃ】
《妬いてるって…熱愛とかないからね？》
北斗【分かってるよ…分かってるけど嫌だった】
《珍しいっ、北斗そんな事言うなんて》
北斗【おぃ、からかうなよ】
だってそうでも言わなきゃ私のドキドキが指からでも北斗に伝わってしまいそうで…
《もう指大丈夫かも》
そう言って手を離そうとした時
北斗【そんなそそっかしいとずっと離さないから】
もう火傷しないように言ってくれてるのだろうけど
そんなに風に指を絡め直されたら勘違いしそうな程
あなたの手は強く優しかった。
end
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作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年10月17日 12時
