私と森本慎太郎 ページ43
私の熱愛記事がでた！？
その事を聞いたのは久々にあなたとご飯を食べに行く前日の事だった。
※
実際にその週刊誌を観てみると事実ではない事が好き放題書かれていた。
でも確かに相手の人と食事は行った。
そうでもしなければ諦めてくれないほどの強引さだったから。『一度俺とご飯に行けばAは確実に俺に惚れる』そんな自信に溢れてる人だった。
この業界はその位自信過剰な人が魅力的なのかもしれない。
でも私はやっぱり…SixTONESのみんなの事しか考えられない。
みんなはこの記事をみたらどう思うだろう…
誤解する人は勝手にすればいいけど…
SixTONESのみんなだけは信じてほしい。
次の日〜
慎ちゃんに連絡をとった。
記事が出たばかりだったし今回の事がきっかけで少しみんなに会うのが怖かった。
私といるところが撮られてSixTONESのみんなに迷惑かける事が起きるんじゃないかって…。
だからご飯の約束を断ろうと思った。
でも慎ちゃんは外食はやめて私の手料理が食べたくなったと言ってきた。
慎ちゃんはあの記事知ってるのかな。
それともただの偶然？
夜〜
インターフォンが鳴りドアを開けると
慎太郎【お邪魔します〜】
いつもと変わらない慎ちゃん…。
《どうぞ》
慎太郎【急にAんち来たいなんて言ってごめんね〜】
《全然大丈夫だよ》
慎ちゃんは私の料理を褒めて楽しそうにしてくれていた。
でも私は気づいた。やっぱりいつも慎ちゃんじゃない。
あの記事の事知っているんだ。
もし誤解されていたら嫌だな…
《慎ちゃん！あのね…》
慎太郎【大丈夫…】
慎ちゃんは急に真剣な顔をして私の言葉を止めた。
慎太郎【Aの料理がこんなに美味い事…知ってるのは俺らだけでしょ？】
《当たり前だよ…》
《それにこれから先もずっと…みんなにしか食べてもらいたくない…》
慎太郎【それが聞けたらもう本当大丈夫】
《でも…こうやって会ってる事マスコミに知られたら…》
慎太郎【やましい事は何もないんだし大丈夫でしょ？それにみんなもAに会わないなんて耐えられないよ？】
慎ちゃん…
慎太郎【何も心配しないで！これ以上色々言うなら記事にされちゃまずい様なやましい事、本当にしちゃうよ？】
《…》
慎太郎【冗談だよっ】
慎ちゃん…そんなに優しくされたら私だってそこに溺れたくなるんだよ…。
《慎ちゃん…今日…泊まってく？》
慎太郎【え…】
慎ちゃんも私に溺れてくれればいいのに…
そう思ってしまうんだから…。
end
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作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年10月17日 12時
