【田中樹サイド】 ページ4
最近Aに逢えてねぇーなと思ってたところに
Aのラジオゲストで俺が呼ばれたと
マネジャーから教えてもらった。
俺はさっそくAに電話をかけた。
樹【おー。お疲れー。ラジオの話し聞いたよ】
《あ、聞いてくれた？樹とラジオやりたくて呼んじゃった》
樹【直接教えてくれれば良かったのに】
《断られたらやだもん》
樹【断るわけねぇーだろ】
《ふふっ。嬉しい。じゃ当日楽しみにしてるね》
ラジオ当日ー。
久々の再会の余韻に浸ってる暇もなく本番開始
《今日のゲストはSixTONESの田中樹さんでーす》
【どうもーSixTONESの田中樹です】
《皆さん、じゅったん来てくれましたよ〜ありがと〜》
樹【いや、普段じゅったんとか言わないじゃん？】
《いいの、いいの。今日はリスナーの気持ちになってるから私。今みんなもじゅった〜んって叫んでるよ。私にはわかる》
樹【それはそれでありがたいですけども…
あなたはじゅったんとは言わないで下さい】
《なんでよ、じゅったん》
樹【お前さ〜勘弁して？まじで】
《なに〜照れてんの？
待って、リスナーから続々と公開イチャイチャ最高かよって来てますよ》
樹【ははっ。なにそれ、これはおこなの？】
《いや、私のリスナーさんはSixTONESファンの方も多いからみんな優しいよ》
樹【そうなんだ。なんで、あのーあれ？俺らが同級生ってしってんだ？】
《そうそう。私がSixTONESネタいれるとちょっとばずるのよ》
樹【はははっ。そうなんだ！】
《ほんと、SixTONES様々です》
そんな、Aとの楽しい時間はあっという間に終わり
樹【お疲れ様でしたー】
《じゅったん、ありがと〜お疲れ様》
樹【まだ、じゅったん呼びすんの？】
《なんかずっと言ってたらつい》
樹【じゃ、俺もAたん】
《いや、むり。やめて》
樹【ねーそれはひどいじゃん】
《はいはい。早くご飯行こっ。じゅったん》
そう俺は昔からAに振り回されてばかり。
でもそんな姿俺らにしかみせないAが学生時代から大好きなんだ。
今もこうやってAの笑顔をみれるだけで
俺は幸せなんだ、なんて柄にもねぇ事思ってる。
他の女になら俺のものになれよなんて簡単に言えるのになんでだろう。
昔からAにだけは敵わない。
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作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年10月17日 12時
