俺らはこんなに好きなのに…… １【SixTONES】 (ページ2)

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プロローグ【SixTONES】ページ2

俺らSixTONESとAは中学で同じ芸能クラスにいてすぐに仲のいい友達になった。
Aは昔から可愛くて
素直で他の女子とはなんか違くて
特別な存在になるのに時間はかからなかった。

俺らの事をしっかり１人１人理解してくれて
俺らのダメなとこ弱いところを知っても
ずっとそばにいてくれた。
いつだって心を開いてしまうほど
Aの笑顔は最強だった。

高校になってAはモデルとして人気をのばしみるみるうちにテレビでも活躍もするようになった。
当然だ。Aの良さがわからないやつなんていないだろう。

そのうちAは他の女子から妬まれる事や
大人の世界で色んな事を見てしまったんだろう。みんなが知らないところで本当に努力して何があっても何事も一生懸命でそんなAはどんどん魅力的になっていった。

人が信用できなくなったって弱音をみせた時Aは、
唯一俺らSixTONESにだけは心を開き続けてくれてSixTONESのみんながいるから私は幸せなんていうようになった。

みんなのことだけは信用できるんだよね、
なんでだろ。不思議だな。
私みんなの事が大好きだよ。

そんな言葉に俺らは絶対にAを裏切ってはいけない。Aだけは俺らが守るなんて
学生ながらにかっこつけてったけな。

俺らも高校時代に
デビューできない焦りやいろんな事があって何度も衝突してこの道を諦めようと思った事があった。その度にAは
俺らを励ましてくれて勇気ずけてくれて
時には渇をいれてくれた。

高校を卒業して
しばらくしてデビューが決まって報告したときに初めてみせた君の涙を俺らは忘れないだろう。

そしてこれが恋心だと
みんな分かっていたけど
もう口にするやつはいなかった。
SixTONESの幸せが私の幸せ
そう言ってくれるAを誰か１人のものにする事はできないと知ってしまっていたから。
だから今日も俺らはAを心のなかで愛か撫でるだけだろう。

その笑顔を絶やさないように
Aが守ってくれたSixTONESの為に
日々奮闘する。
だってAを笑顔にしたくて俺らはいるんだから。