北斗先輩と私が恋をするまでのお話 (ページ28)

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次の日
なんだか眠れなかった…。
食欲もないし…
親友と喧嘩した事は後悔してない。
ただこれでほんとに終わりなのかと思ってしまうのは事実。

？【Aさん、おはよ】

同じクラスの女子達に声をかけられた。

女子【Aさん、▲▲ちゃんと喧嘩したんだって？】

女子【▲▲ちゃんはAさんが悪いみたいな事言ってるけどうちらは▲▲ちゃんの言うことは信じてないからね】

女子【謹慎になったていうのも本当は▲▲ちゃんを庇ってって本当？】

女子【▲▲ちゃんは人を利用する様な子だよ。今までどれだけ▲▲ちゃんに私達もバカにされてきたか…とにかく私達が言いたいのはAさんの味方だからね？】

女子【私達Aさんとずっと仲良くなりたかったんだけど▲▲ちゃんが怖くて…。謹慎終わって戻ってきたら私達と友達になってくれる？】

A【ありがと、私でいいの？】

女子【Aさんと友達になりたいの！Aさんは誰にでも親切だし人の悪口も言わない、そんなAさんの事をもっと知りたいんだ】

A【なんか照れる…それと▲▲が嫌な思いさせてごめんね？謹慎終わったら楽しみにしてるね！】

ちょっと前までとは景色が違いすぎる。
私には親友しかいないと思ってたけど
私のまわりには沢山の優しさが溢れてるのかもしれない。
もっと自分の中の殻をやぶってもいいのかもしれない…。
なんだか分からないけど今先輩に会いたい。
無性に北斗先輩の声が聞きたい。
北斗先輩の笑顔がみたい。

？【おはよ】

振り向くと昨日一緒にお昼食べた北斗先輩の相方さん。

相方先輩【どうしたの？寝不足？】

A【そんなにひどい顔してますか？】

相方先輩【いや、元が可愛いの知ってるから…ね？】

やっぱり寝不足は肌に良くないよな…
そんな事言われたら北斗先輩に
会いたいのに会いたくない。
恋ってなんてやっかいなんだ。
こんな顔を北斗先輩にみられるのは嫌だ。

とりあえず１限目は会うのはやめよ。
少しでも寝たらよくなるかな。

どこにいようかな。

あ、前に北斗先輩を見つける時にって先生に教えてもらったところにしよ。