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北斗先輩【なにニヤニヤしてんの?】
A【蛙がかわいいなぁ〜と思って。
あれ?先輩、蛙苦手そうな顔〜。ほら、可愛でしょ?】と近づけると
北斗先輩【やめろ、やめろ。】
という先輩は私の頭をワシャワシャして
【元気ならよかった】と微笑んでくれた。
北斗先輩【あんたを見つけたときなんだか元気なさそうだったから。でも蛙と会話できるくらいだから心配ねぇか】
A【嘘、いつから見てたんですか?
私先輩に恥ずかしいとこばっか見られてる気がする
北斗先輩【俺もあんたも楽しい。それだけ。】
A【私は恥ずかしいです。】
北斗先輩【じゃ楽しいと思ってるのは俺だけか】
A【わ、私は嬉しいです。先輩と毎日こんなふうに話せて知り合いになれたみたいで…】
そう言う先輩は軽く微笑えんで
【授業始まるから行くぞ】
そう言うだけだった。
お昼のチャイムが鳴る。
北斗先輩【今日は友達のとこ行かないの?】
お昼休みにA君と話す約束ができたので
A【この後忙しくなるので!】
北斗先輩【?…なんかあるなら聞くけど?】
嬉しかった。心配されるの久しぶり。
先輩が私を気にしてくれてるなんて嬉しい。
でも…
A【大丈夫です。】
これ以上心配されないように笑って見せた。
昼休みになってA君が体育館裏に来てくれた。
A君【別れるの諦めてくれた?どうせならもっとみんなから見えると行こうよ】
A【そんなにまわりの目が大事?まわりが見てるからA君は私に優しかったの?】
A君【どうしたの?急に。
怒ってるの?お前そうゆうめんどくさいタイプじゃないじゃん?】
A【怒ってる訳じゃないの。もうこんなカレカノごっこはやめてほしいの】
A君【お前だって彼氏がほしくて付き合っただけなんだろ?割りきればいいじゃん】
A【ごめん。好きな人できたから。】
A君【なんだよそれ。そいつと付き合うの?】
A【その人は私の事好きじゃない。だけど、この気持ちだけは大事にしたいから】
A君【付き合えないなら別にいいじゃん。俺だって別にお前と付き合ってても他の人とやれてるよ?】
A【なにそれ、全然意味がわからない。A君とは友達に戻れたらなって思ってたけどもういい。】
A君【こっちはそれでもお前とどうすればやれるか必死で考えてたんぞ、こんな事なら無理やりやっとけばよかった】
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作者名:ぽぽちゃん6 | 作成日時:2020年7月23日 20時