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学校からは駅の方が近いからバス停は混んでないだろうなと思い来てみたら謎の人だかり。
何事ですか？と思い近づいてみると
綺麗な大学生のお姉さま方に囲まれているうちの学校の制服？誰だろうと覗いてみると
北斗先輩？
なんでこんなところにいるの？
てかなんで北斗先輩は女性からこうも絡まれているのか…
北斗先輩が迷惑そうな顔をしているのは一目で分かる。
助けなきゃ！
A【先輩！お待たせしました 】
大きい声を出してお姉さん方の間を掻き分けて行くと私の顔をみる先輩はびっくりしている。
A【先輩、待たせてごめんなさい。さぁ、行きましょ】と言って北斗先輩の腕を掴みお姉さん達を恐る恐る睨み逃げ出した。
北斗先輩【あの…】
A【迷惑でした？あんな綺麗な人達に囲まれて私、邪魔しました？】
北斗先輩【いや、人待ってるって誤魔化しても信じてもらえなくて困ってたから助かったよ】
A【どうして先輩はそんなにモテるんですかあ？】
北斗先輩【なんか怒ってますか？】
なんだろ。この気持ち。頭の先の方までかぁーと熱くなって心拍数が早くなって
なんか小さな苛立ちを感じる。
A【私がたまたま居合わせたから良かったけど、あのままなら完全にお持ち帰りされてましたよ？男の人はあんな綺麗なお姉さまになら何されてもいいとか思うんですかね？
そもそも先輩はバス派なんですか？なんでこんなとこにいるんですか？１人でいちゃダメですよ！そのイケメンオーラどうにかなりませんか？】
北斗先輩【えーと、質問詰め込みすぎじゃね？
お持ち帰りはされません。普段は電車だけど最近、他校の女子生徒に絡まれて困ってたからバスにしてみただけ。】
A【ほんと心配なんだから…。
困った時は私を大声で呼んでください！
かけつけてみせます。分かました？】
北斗先輩【スーパーマンか】
とニヤニヤしてる先輩。
A【ニヤニヤしない】
北斗【すみません。】
と言い笑うから私までその笑顔につられて
結局笑顔になってしまう。
先輩と歩きながら次のバス停まで歩いてきてしまった。
A【じゃ私はこっちのバスなので又明日】
北斗先輩【おう。ほんとありがとな、助かった】
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作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年7月23日 20時
