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部室にいると
最悪…めんどくさい女に見つかった。
女【あ、北斗みっけ！ねぇ私今日寂しいの。抱いてくれる？】
どうして俺のまわりの女子はこうも簡単にこんな事を言うのか…。
女【ねーえ】
俺【邪魔。どいて】
(省略)
どうやってこの場を切り抜けようかと思った時、外から声が聞こえてきて女はいなくなってくれた。
助かった…外にでてみるとあの子が…
もしかしてこの子が助けてくれたのか？
なんて面白い助け方をしてくれたんだと
笑いそうになるのを堪えて
俺【もうちょっといい嘘ない？あの女がアホだったから良かったけど。】
女の子【あのお方にはこれが最善策かと…】
なんて言って顔を真っ赤にしてゆでダコみたいになった。
あ、俺はこの表情を知っている。
あのときも今もこの子はいつだって一生懸命、俺と話してくれる。
真っ直ぐな瞳で俺の目だけを見てくれる。
こんなふうに女子の前で笑えるのは初めてだ。
(省略)
女の子【私の事が嫌だと思いますがもう私も余計な事言わないので…】
俺【なんの事？】
女の子【だって昨日、私がベラベラ先輩の事話したから気持ち悪がられてると思って】
俺【なんだそれ】
そんな事思わせていたのか。
そんな悲しい顔しないでくれ。
これ以上この子を疑うのはやめよう。
この子がどう思ってるか本当の事はわからない。
でもやっぱり俺がこの子と友達になってみたい。
残りの高校生活、君と友達になる努力をしてみよう。
この時そう決めたんだ。
(省略)
俺【行かねぇの？早くしなきゃ気が変わるかも】
なんだか清々しい気持ちでいっぱいだった。
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作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年7月23日 20時
