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先生【すごいな。本当に連れてくると思わなかったわ。どうやったんだ？】
A【どうやってって】
さっきの茶番を話すのはとても恥ずかしくてできない。
北斗先輩は思いだしたのか笑っている。
北斗先輩【この子ね、】
A【ちょっと北斗先輩、言わなくていいですから〜先生には秘密です】
なんだよそれーと言いながら先生は
山積みになった本の中から適当に本を差し出し
今日は読書感想文とプリントでもやっておけばいいと又適当な事を言っていた。
謹慎部屋で2人きり。
もう嫌な空気は流れてないけど今さら緊張しだした私の心。
読書どころではない。
先輩は意外にも黙々と読書をしていて
私の存在すら気にしてないくらい。
読書好きなのかな？
指が長くて綺麗。
風が吹くたび甘い香りがする。
なんの香水使ってるのかな。
本を読むときは眼鏡をかけるんだ。
かっこいいな。
私も真剣に読み込もうとするが
先生が選んだ本は難しくて
気がつけば先輩を見てしまっていた。
北斗先輩【あのさ…】
A【ん？あ、はい】
北斗先輩【俺の観察日記でも書く気？】
A【あ。ごめ…】
北斗先輩【やめて】
迷惑だよね。
せっくいい空気だったのに。
A【ごめんなさい】
北斗先輩【別に謝ってほしい訳じゃない。普通にテレるわ。】
A【？…】
北斗先輩【そんな綺麗な目でみられるの慣れてないから】
A【ワ、ワタシがキ、キレイ？】
北斗先輩【いや、目だって】
そう言って又笑ってくれた。
A【なんかすみません。】
北斗先輩【…おもしろいやつ。そう思ってる】
A【え？】
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作者名：ぽぽちゃん６ | 作成日時：2020年7月23日 20時
